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タメニー Research Memo(9):2023年3月期通期予想を下方修正だが下期は改善基調

2022/12/20 16:39 FISCO
*16:39JST タメニー Research Memo(9):2023年3月期通期予想を下方修正だが下期は改善基調 ■今後の見通し 1. 2023年3月期通期連結業績予想の概要 タメニー<6181>の2023年3月期通期連結業績予想(2022年11月11日付で下方修正)は、売上高が2022年3月期比3.3%増の5,756百万円、営業利益が195百万円の損失(2022年3月期は153百万円の損失)、経常利益が246百万円の損失(同218百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が230百万円の損失(同320百万円の損失)としている。 事業環境の想定については変更ないが、婚活事業の結婚相談所「パートナーエージェント」、カジュアルウェディング事業のカジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズ及びフォトウェディング「LUMINOUS」の上期の回復遅れを主因として、前回予想に対して売上高を743百万円、営業利益を295百万円、経常利益を296百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を280百万円、それぞれ下方修正した。 ただし上期実績と下期予想(通期予想—上期実績)で見ると各種施策の効果により、下期は上期比増収効果で赤字縮小の見込みとしている。カジュアルウェディング事業については成約と施行のタイムラグで本格回復は2024年3月期以降となるが、婚活事業の結婚相談所「パートナーエージェント」において広告投資再開効果で集客が回復傾向となっていることなどを勘案すれば、下期は収益改善基調が期待できると弊社では見ている。 2. 下期の重点施策と通期の事業別計画 下期の重点施策としては、広告投資の再開や営業体制の再整備に加えて、収益回復に向けた法人集客強化などのマーケティング戦略の再構築や、パートナー企業との連携強化を推進する方針だ。修正後の事業別の売上高・営業利益、及び主要指標の計画は以下のとおりである。 婚活事業は、上期の結婚相談所「パートナーエージェント」新規入会者数が減少したため、通期も減収減益の計画としている。ただし、次期も見据えた営業体制強化と広告投資再開の効果により、下期は新規入会者数の回復基調を見込んでいる。カジュアルウェディング事業は、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」の施行件数増加や、フォトウェディング「LUMINOUS」の単価上昇などで増収だが、カジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズの上期の成約件数が小幅増にとどまったため、通期ベースで施行件数減少を見込み、利益は前期並みの赤字を見込んでいる。ただし、カジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズでは人的リソース補強も含めた営業体制整備による成約状況改善を見込み、フォトウェディング「LUMINOUS」ではオープンから2年以内の新設店舗の競争優位性を確立して次期以降の成約・施行件数の伸長を目指すとしている。収益回復の本格化は2024年3月期となる見込みだ。テック事業では婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の利用拡大、法人・自治体向け事業では企業向けイベントプロデュース「イベモン」の施行件数増加や、地方自治体向け婚活支援システム「parms」導入拡大による収益拡大を見込んでいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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時価総額 2,870百万円
「スマ婚シリーズ」などのカジュアルウェディング事業、結婚相談所「パートナーエージェント」の運営等を行う婚活事業が柱。婚活事業の在籍会員数は8100名超。中期経営計画では27.3期売上高77億円目指す。 記:2024/06/15