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ファーマフーズ---1Qは2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加

2022/12/8 9:29 FISCO
*09:29JST ファーマフーズ---1Qは2ケタ増収、全てのセグメントで売上高が増加 ファーマフーズ<2929>は5日、2023年7月期第1四半期(22年8月-10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比35.1%増の170.30億円、営業損失が21.94億円(前年同期は15.75億円の利益)、経常損失が21.80億円(同16.17億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が18.20億円(同12.31億円の利益)となった。 バイオメディカル事業の売上高は前年同期比502.6%増の0.59億円、セグメント損失は0.69億円(前期同期は0.66億円の損失)となった。創薬事業では、基盤の「ALAgene(R) technology」は、これまで治療できなかった病気に対する抗体及び既存医薬品よりも優れた薬効を持つ抗体を作製する独自のプラットフォーム技術としている。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和3年度「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(国際競争力のある次世代抗体医薬品製造技術開発)」における主要メンバーとなっている。「自己免疫疾患」について、抗PAD4抗体は、2022年8月に米国特許庁から特許査定を受領した(出願番号US15/555,808)。本特許査定により、日本(特許第6369922号並びに第6675739号)のみならず、バイオ医薬品の世界シェア50%を占める米国で創薬プロジェクトの知的財産権が強化されることとなった。「線維症」等の各種難治性疾患は、標的分子に対する抗体を取得・精製し、薬効薬理試験等の創薬研究を推進している。研究支援事業は、アンテグラルのバイオサイエンス事業を承継し、受託サービスを開始した。 また、2022年6月には、プロテオーム解析のさらなる強化のため、微量なタンパク質の変化が解析可能な「Olink(R)Target」受託サービスを、国内で初めて開始した。 BtoB事業の売上高は前年同期比270.5%増の18.69億円、セグメント利益は3.76億円(同0.03億円の利益)となった。機能性素材の販売では、主力の「ファーマギャバ(R)」の売上高は同69.9%増の2.58億円となった。骨形成成分である「ボーンペップ(R)」の売上高は、国内食品メーカー及び海外乳業メーカー向けが伸長し、同19.0%増の0.56億円となった。OEM事業の売上高は同14.0%減の1.96億円となった。越境ECは、ECプラットフォームや現地代理店向け販売の増加及び広告効果により、売上高は0.92億円となった。明治薬品の手がける医薬品製造受託の「CMO事業」の売上高が8.92億円となった。また、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC事業」の売上高は3.12億円となった。 BtoC事業の売上高は前年同期比24.8%増の150.95億円、定期顧客の更なる獲得を目指し、広告宣伝費127.64億円(前年同期は67.10億円)を計上し、セグメント損失は21.00億円(同18.18億円の利益)となった。顧客獲得効率指標のCPO及び収益性指標のLTVを重視しながらも、新商品へ積極的に広告宣伝投資を行い、2022年10月末時点の定期顧客件数は、1,146,889件(同802,021件)となった。明治薬品の「シボラナイト(R) GOLD」の定期顧客件数は、144,660件となった。新規獲得ベースは鈍化したが、継続率が想定より高い結果となり、売上高は23.90億円と前第4四半期と同水準を維持した。「ニューモ(R)育毛剤」の売上高は66.99億円(同74.31億円)となり、定期顧客件数は470,198件となった。関連商品では、「ニューモ(R)サプリ」の売上高は5.11億円(同8.06億円)、「ニューモ(R)Vactoryシャンプー」の売上高は1.98億円(同2.11億円)となった。なお、「ニューモ(R)育毛剤」の累計出荷件数は、2022年11月5日時点で1,700万本を突破し、堅調な受注が継続している。「ニューモ(R)」ブランドの水平展開の取組みとして、まつ毛美容液「まつ毛デラックス WMOA」の広告宣伝に取り組み、売上高は14.88億円(同0.74億円)となった。当期の新商品「DRcula(R)(キュラ)」シリーズは、ホワイトニングジェル及びマウスウォッシュ合計で、定期顧客数が62,596件となった。既存商品では、膝関節サプリメント「タマゴサミン(R)」の売上高は、5.09億円(同7.20億円)となった。化粧品の販売では、「珠肌ランシェル」、新商品である「ヘアボーテ(R) ボタニカルカラークリームシャンプー」及び「ヘアボーテ(R) エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」 の販売に注力した。CPOを重視した新規顧客獲得を行い、2022年10月末時点の化粧品の定期顧客件数は206,464件となった。 2023年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.0%増の710.00億円、営業利益が同10.3%増の11.91億円、経常利益が同0.3%増の12.68億円、親会社株主に帰属する当期純利益が8.86億円とする期初計画を据え置いている。 《SI》
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卵黄由来の機能性素材や化粧品、医薬品、抗体試薬の開発、製造等を行う。販売は通信販売と卸売。子会社にフューチャーラボ、明治薬品など。伊藤忠商事と資本業務提携。卵殻膜素材の開発・量産化などに取り組む。 記:2024/10/24