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サカタインクス Research Memo(2):環境配慮型製品を強みとして世界を跨ぐ大手印刷インキメーカー

2022/9/30 15:02 FISCO
*15:02JST サカタインクス Research Memo(2):環境配慮型製品を強みとして世界を跨ぐ大手印刷インキメーカー ■会社概要 1. 会社概要 サカタインクス<4633>は1896年創業以来126年の歴史を誇り、環境配慮型製品に強みを持つ世界3位の大手印刷インキメーカーである。ビジネステーマに「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」を掲げ、新事業領域への展開で新たな成長ステージを迎えている。 本社所在地は大阪本社(大阪市西区)及び東京本社(東京都文京区)で、国内生産拠点は東京工場(千葉県野田市)、大阪工場(兵庫県伊丹市)、滋賀工場(滋賀県米原市)、羽生工場(埼玉県羽生市)に展開している。海外は1960年に海外駐在所をフィリピン・マニラ市に開設したのを皮切りに、以降は海外主要拠点に現地法人を設立している。 グループ(2022年12月期第2四半期末時点)は同社、連結子会社26社、持分法適用関連会社4社で構成され、日本・アジア・米州・欧州の20を超える国・地域に印刷用インキ製造・販売拠点を展開している。また1992年に同社から分離独立したシークス<7613>は持分法適用関連会社である。 2022年12月期第2四半期末時点の資産合計は183,130百万円、純資産は95,233百万円、資本金は7,472百万円、自己資本比率は48.4%、発行済株式総数は54,172,361株(自己株式4,143,284株含む)である。 なお資本業務提携して同社の第1位株主となっていた東洋インキSCホールディングス<4634>との資本提携を2022年5月に解消した。資本提携解消に伴って東洋インキSCホールディングスが保有していた同社株式8,428,800株を2022年5月16日に自己株式として取得した後、2022年5月31日付で消却した。また同時に、同社が保有していた東洋インキSCホールディングス株式2,335,200株を売却した。資本提携を解消したが、物流分野や製造委託・緊急時の生産補完などの業務提携は継続する。 2. 沿革 同社は1896年、個人商店の阪田インキ製造所として大阪市で創業し、新聞インキの製造・販売を開始した。1920年に株式会社組織に改組し、1961年に大阪証券取引所市場第2部に上場、1962年に同市場第1部に指定替えした。1987年には商号をサカタインクス株式会社に改称し、1988年に東京証券取引所市場第1部に上場した。その後、M&Aも活用してアジア・米州・欧州へのグローバル展開を加速している。なお2022年4月の東京証券取引所の市場再編に伴って東証プライム市場に移行・上場した。 3. TPM活動 同社が20年以上継続して取り組んでいるTPM(Total Productive Maintenance=全員参加の生産保全)活動では、2017年1月に国内主要4工場(東京、大阪、滋賀、羽生)においてTPMアドバンスト特別賞を受賞した。TPMとは、(公社)日本プラントメンテナンス協会によって提唱されたもので、同社の革新的生産方式の構築と海外への展開などが高く評価された。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YM》
関連銘柄 3件
4633 東証プライム
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時価総額 93,501百万円
大手インキメーカー。新聞やパッケージ印刷に強みを持つ。アジアや北米でも事業を展開する。エレクトロニクスや環境などの非インキ分野にも注力する。23年12月期はインキや機能性材料等が増加した。為替も寄与した。 記:2024/02/23
4634 東証プライム
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大手インキメーカー。印刷インキで国内トップシェア。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料、缶用塗料、高感度UVインキでも高シェア。LiB用カーボンナノチューブ分散体に注力。23.12期は大幅営業増益。 記:2024/03/29
7613 東証プライム
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時価総額 68,796百万円
EMS(電子部品製造受託)大手。車載関連に強み。国内は産業機器用部材等の出荷が増加。米州は車載関連機器用部材等の出荷増、円安効果などで堅調。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/04/07