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サイジニア Research Memo(4):2023年6月期予想営業利益は実質31.2%の大幅増益
2022/8/16 15:14
FISCO
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*15:14JST サイジニア Research Memo(4):2023年6月期予想営業利益は実質31.2%の大幅増益 ■サイジニア<
6031
>の業績動向 4. ZETAの収益構造と好調実態 2023年6月期業績予想は、「成長期入り」のタイミングにしては利益の伸びが小幅にとどまっている。これは、ZETAの業績の季節性と計上時期に要因があり、実際は非常に強い伸びを示している。まず、ZETAの決算は5月決算である。一方、顧客には3月決算企業が多く、予算の執行は3月決算企業ならば通常4月以降となる。このため、例年、ZETAの受託は第4四半期の3月~5月に集中することになり、売上を一括計上していることもあって営業利益の額が相対的に大きくなる。ストック収益化(顧客のリピーター化)した後も、第4四半期の売上・利益が年々積み重なっていくことになる。一方、受託に向けた種まきが第1四半期に開始されるため、例年、第1四半期は先行費用期で営業損失になるという季節性がある。また、ZETAの業容が拡大しているため、第1四半期の営業損失額は増える傾向にある。ちなみに、2022年5月期のZETAの第1四半期業績は売上高が84百万円、営業損失が81百万円であり、第1四半期以外は黒字となっている。 計上時期を見ると、経営統合は2021年7月だったが同社がZETAを連結したのが第2四半期からだったため、先行費用期の第1四半期業績が同社連結業績に反映されていない(財務会計ベース)。このため2022年6月期の業績は、実態と比べて売上高は小さく、営業利益は大きく計上されたことになる。つまり、ZETAの業績が第1四半期を含めフルに連結したと仮定すると、2022年6月期の売上高は2,679百万円に膨らみ、営業利益は282百万円に縮小することになる(実質ベース)。2023年6月期の業績予想を実質ベースと比較すると、売上高は4.5%増へと伸び率が低下するが、営業利益は31.2%増へと大きく引き上がる。これが実質的な短期成長力であり、同社の本当の実力を示しているといえる。中期的に業績を考えるときは、実質値で考えないとミスリードすることになる。ミスリードをなくすという意味でも中期成長シナリオとKPIを提示することは重要なため、中期経営計画の早期の開示が望まれる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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ZETA
409
11/22 15:30
-19(-4.44%)
時価総額 10,537百万円
デジタルマーケティングソリューション事業を展開。CX改善サービス「ZETA CXシリーズ」などを手掛ける。旧社名はサイジニア。ZETA HASHTAGが成長中。中計では27.12期売上高36億円目標。 記:2024/10/12
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