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ミアヘルサHD Research Memo(6):財務体質は一時的に悪化するも2023年3月期以降は改善に向かう見通し

2022/7/25 15:26 FISCO
*15:26JST ミアヘルサHD Research Memo(6):財務体質は一時的に悪化するも2023年3月期以降は改善に向かう見通し ■業績動向 2. 財務状況と経営指標 ミアヘルサホールディングス<7129>の2022年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比で4,136百万円増加の14,205百万円となった。このうち、ライフサポートのグループ会社化で、30億円前後の増加要因になったと見られる。主な増加要因を見ると、流動資産では現金及び預金が367百万円、売掛金が275百万円それぞれ増加したことによる。また、固定資産では有形固定資産が2,356百万円増加したほか、のれんが216百万円、差入保証金が347百万円それぞれ増加した。 一方、負債合計は前期末比3,909百万円増加の11,002百万円となった。ライフサポート株式の取得費用(約17.8億円)や今後の事業拡大のための資金として借入れを実施したことにより、有利子負債が2,495百万円増加したほか、繰延税金負債が359百万円、資産除去債務が445百万円それぞれ増加した。純資産合計は同226百万円増加の3,202百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益291百万円の計上及び配当金支出69百万円等により利益剰余金が増加した。 経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の29.6%から22.5%に低下した。有利子負債を中心に負債が大きく増加したことによるもので、有利子負債比率は同80.3%から152.5%に上昇した。直近2年間で2件のM&Aを実施するなど事業拡大に向けて積極投資を実施したことが要因となっている。今後、グループ会社化した子会社とのシナジーを高め、業績を拡大していくことで財務内容の改善を図っていくことにしている。収益性については、営業利益率で1.0%まで低下したが、前述したとおり先行投資の発生とグループ会社化した子会社の収益性が低かったことが要因で、既に収益改善施策も打ち出していることから、2023年3月期以降は上向くものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SI》
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