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ナガイレーベ Research Memo(6):財務内容は堅固、現金及び預金は258億円と高水準。自己資本比率90.8%

2022/5/2 15:06 FISCO
*15:06JST ナガイレーベ Research Memo(6):財務内容は堅固、現金及び預金は258億円と高水準。自己資本比率90.8% ■ナガイレーベン<7447>の業績動向 2. 財務状況 財務状況は引き続き安定している。2022年8月期第2四半期末の資産合計は45,529百万円となり、前期末比899百万円減少した。流動資産は36,616百万円となり同706百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少2,060百万円、電子記録債権を含む受取手形及び売掛金の増加488百万円、棚卸資産の増加725百万円などによる。棚卸資産が増加した要因は、繁忙期である第3四半期に向けて意図的に在庫を積み増したことによるもので、前向きなものである。一方で、固定資産は8,912百万円となり同193百万円減少したが、主な要因は減価償却による有形固定資産の減少112百万円、投資その他の資産の減少84百万円などによる。 負債合計は4,178百万円となり前期末比220百万円減少した。主な要因は支払手形及び買掛金の増加267百万円、未払法人税等の減少239百万円などによる。純資産合計は41,351百万円となり同678百万円減少したが、主な要因は配当の実施等による利益剰余金の減少577百万円などによる。この結果、2022年8月期第2四半期末の自己資本比率は、前期末比0.3ポイント上昇して90.8%となった。 3. キャッシュ・フローの状況 2022年8月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは56百万円の減少であったが、主な増加要因は税金等調整前四半期純利益の計上2,077百万円、減価償却費142百万円、仕入債務の増加267百万円などで、主な減少要因は法人税等の支払額911百万円、売上債権の増加696百万円、棚卸資産の増加725百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは2,462百万円の増加であったが、主な要因は定期預金の払戻の超過収入(ネット)2,500百万円などの増加であった。財務活動によるキャッシュ・フローは1,970百万円の減少であったが、主に配当金の支払い1,970百万円であった。この結果、期間中の現金及び現金同等物は439百万円の増加となり、四半期末の現金及び現金同等物の残高は6,118百万円となった。有利子負債が皆無であることに加え、自己株式を5,905百万円(5,363,117株)保有していることから、手元流動性は依然として潤沢である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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