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ティアンドエス Research Memo(7):2022年11月期も過去最高の業績見込む

2022/2/24 15:27 FISCO
*15:27JST ティアンドエス Research Memo(7):2022年11月期も過去最高の業績見込む ■中期の成長戦略 ● 企業価値向上に向けた具体的施策 今後3年間でティアンドエス<4055>は、事業の基盤部分であるソリューションカテゴリーを着実に成長させながら、そこから生まれたキャッシュを安定した事業基盤である半導体カテゴリー、成長分野である先進技術ソリューションカテゴリーに重点的に投資し、企業価値の向上を目指していきたい考えだ。主要顧客の業績好調により、中期成長戦略の初年度となる2022年11月期の売上高、営業利益、当期純利益はそれぞれ前期比13.4%増の3,100百万円、同33.2%増の550百万円、同32.7%増の391百万円と過去最高の業績を達成することを見込んでいる。 具体的には、以下の3つの観点から事業を推進していく構え。 (1) 顧客ファーストの推進 ・半導体工場を有する顧客との強固な関係を維持する ・NAND Flashメモリ工場の今後の計画的な増設に対応するため、安定的にエンジニアを派遣する体制を整える ・事業領域に特化せず、開発バリューチェーン全体を網羅し、顧客の要求する技術及び人材提供モデルに柔軟に対応する (2) Only One Technologyの獲得 ・東北大学との研究開発を継続し、他社との差別化を図る ・研究成果として期待されるスピントロニクス技術を活用したソフトウェア開発業務を受託し、収益化を図る (3) 経営基盤の強化 ・ガバナンスの強化を図る ・今後の事業拡大のため、優秀な人財の獲得と育成を図る ・経営効率向上のため、基幹システムの導入・組織体制の整備を図る また、業績拡大の手段として、弊社はM&Aの可能性もあると考えている。株式を上場したことにより株式交換形式の買収が可能になったこと、無借金経営で財務状況が健全であり買収のための資金を借り入れる余裕があることなどがその理由だ。M&A自体が目的化してしまっては本末転倒だが、同社とのシナジー効果が大いに見込め、チャンスがあれば事業拡大の選択肢になってくるだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎) 《SI》
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システム開発、AIソフトウェア開発、ITインフラ構築等を行うティアンドエスを中核とする持株会社。東芝グループ、日立グループ等が主要取引先。DXソリューションは大手顧客中心に情報システム開発等の拡大を図る。 記:2024/10/08