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バイク王 Research Memo(1):2021年11月期は過去最高益を更新し中期経営計画を策定

2022/2/14 15:21 FISCO
*15:21JST バイク王 Research Memo(1):2021年11月期は過去最高益を更新し中期経営計画を策定 ■要約 バイク王&カンパニー<3377>は、バイクを「売る」「買う」「楽しむ」ための様々なサービスの提供を通じて、バイクライフをともに創る存在「バイクライフの生涯パートナー」をビジョンとして掲げており、設立当初のバイク買取専門店としての「バイクを売るならバイク王」から、バイクに関わるすべてのサービスを総合的に提供する「バイクのことならバイク王」と言われるブランドへの進化を目指している。また、継続的に複合店(買取及びリテールを展開する店舗)を拡大しており、顧客との接点やコミュニティを強化するタッチポイント戦略とともに、次の成長に向けた経営基盤の構築に取り組んでいる。 1. 2021年11月期業績 2021年11月期業績は、売上高26,570百万円(前期比18.9%増)、営業利益1,558百万円(同120.3%増)、経常利益1,770百万円(同105.9%増)、当期純利益1,226百万円(同106.3%増)だった。2021年3月及び6月と2度業績予想の上方修正を発表したが、それらの計画を上回っての着地となり、売上高及び当期純利益は過去最高を更新している。2021年11月期は従来から進めてきた複合店における仕入れ力及び販売力の強化をさらに推進し、顧客満足度を高めるとともに、経営基盤の強化に努めた。具体的には、リテール向け車輌の仕入れの強化、仕入れ台数の確保、販売力の強化によるホールセールにおける販売車輌の質の向上、リテール販売台数の増加、整備体制の強化によるリテールアフターサービス力及び整備に対する信頼性の向上を推進した。さらに、周辺事業の収益拡大と新たな取り組みの収益化、中長期的な経営戦略を実現するための組織・人事の強化、事業構造の転換と将来に向けた経営基盤を構築した。 2. 2022年11月期見通し 2022年11月期については、売上高27,500百万円(前期比3.5%増)、営業利益1,750百万円(同12.3%増)、経常利益1,950百万円(同10.2%増)、当期純利益1,300百万円(同6.0%増)を見込んでいる。従来から進めてきた複合店(買取及びリテールを展開する店舗)における仕入力及び販売力の強化による効果が表れており、前期に新規出店した2店舗、移転・増床した5店舗について、それぞれ出だしは好調であることに加え、既存店の売り上げも伸びている。今期は8店舗を目安に出店を計画しているが、これまでの店舗戦略の実績から見ても、複合化による着実な業績の押し上げ効果が期待できると弊社では考えている。加えて、全国統一の査定基準によって透明性の高い市場環境を構築、顧客へ質の高いサービスを提供するなど、各施策も成果を上げている。 3. 中期経営計画 同社は持続的な成長に向けた新たなコーポレートミッションとして「まだ世界にない、感動をつくる。」を掲げ、ビジョンである「バイクライフの生涯パートナー」の実現に向けて、2022年11月期から2024年11月期までの3ヶ年の中期経営計画を策定した。2024年11月期の最終年度に売上高315億円、経常利益25億円を計画しており、2021年11月比売上高成長率は19%、経常利益成長率41%を見込む。 1年目は成長の準備期間として位置付け、経営陣及び全従業員の企業価値向上に向けた意識改革のため、株式報酬制度および株式給付信託の導入を発表した。また、戦略の三本の柱となるCRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント:顧客関係管理)推進、整備インフラ、システムプラットフォームを軸として、設備投資、人的投資、IT投資を推進する。そして、営業戦略、オペレーション戦略、情報戦略、人事戦略、財務戦略によって一層の企業価値の向上と事業規模の拡大に取り組むほか、2年目以降にこれらの効果が出現することで成長の加速化を図る計画だ。 ■Key Points ・圧倒的な「バイク王」ブランドの認知度 ・中期経営計画を策定、CRM推進、整備インフラなどDX化を加速 ・設備投資、人的投資、IT投資に約30億円の投資を計画 ・買取だけでなく中古バイク販売シェアもNo.1 (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《SI》
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時価総額 8,010百万円
バイク専門店チェーン。中古バイクの買取や販売の「バイク王」を全国展開。パーツ販売やバイクのレンタルサービス等も。ブランド認知度が強み。オークション仕入を強化。広告効率の改善、査定成約率の向上に注力。 記:2024/10/24