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森六 Research Memo(3):ホンダ向け四輪車・内外装部品の主要メーカー
2022/1/26 15:23
FISCO
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*15:23JST 森六 Research Memo(3):ホンダ向け四輪車・内外装部品の主要メーカー ■森六ホールディングス<
4249
>の事業概要 2. 樹脂加工製品事業 樹脂加工製品事業では、森六テクノロジー株式会社を中心に、主に自動車用樹脂部品の製品の企画から設計、金型設計・熟成、試作・試験、量産にいたるまでを一貫して行い、高品質・高性能な製品づくりが可能な生産拠点をグローバルに展開することで、強固な生産・開発体制を構築している。社内においては、営業段階から、技術研究所、生産技術部、品質保証部などの関連部署が連携することで顧客のニーズを正確に把握し、柔軟できめ細かな対応を可能としている。また「環境保護」の観点から、製造現場レベルでのリサイクルだけでなく、企画段階から、後工程でのリサイクル性まで考慮した商品開発を行う。 樹脂加工製品事業の約95%がホンダ向けの部品であることから、海外、国内ともにホンダの生産拠点に隣接して開発及び生産拠点を有する。すべての生産拠点では同じ品質の製品を生産することができ、サプライチェーンにおけるリスク回避にも対応している。 内装部品においては、木目調、金属調、高光沢、高輝度等、多種多様な意匠が特長であり、より高い利便性や操作性を実現している。外装部品においては、完成車両と一体化した外装の樹脂部品が特長であり、高度な成形技術、塗装技術により、耐久性と合わせて非常に高い外観品質を実現している。 森六の樹脂加工製品事業の強みは、自動車の付加価値を高める技術力である。CAE(Computer Aided Engineering)解析による先端技術と匠による熟練技術を融合させた「金型熟成」、鉄から樹脂へ、時代のニーズを先取りした樹脂部品の「軽量化・薄肉化」、高級感やデザイン性の高い内装部品に仕上げる業界トップレベルの「加飾フィルム技術」、高い外観品質と耐久性を実現した「塗装技術」が森六の樹脂加工事業の強みであり、これらの技術により製品への高付加価値を追求することが差別化戦略となっている。 情報収集力・分析力・ものづくり機能を持つ化学専門商社 3. ケミカル事業 ケミカル事業では、森六ケミカルズ株式会社を中心に、化学品の販売、輸出入を主とし、きめ細かいサプライチェーンと長年の取引で培われた信頼関係のもと、自動車材料、生活材料、ファインケミカル、コーティング、樹脂加工製品、電機・電子の6分野で幅広く事業展開する。また、「商社事業」に加えて、独自の技術力を持つグループ会社と連携し製品を開発・加工・製造する「ものづくり事業」を展開する。 商社事業においては、「トレーディング」「マーケティング」「物流」に加えて、樹脂加工技術を持つ森六テクノロジーと連携することで、成形部品による実物テストにグループ内で対応する。ものづくり事業では、安全、衛生、精密など優れた機能性を有し、主に医療、食品、電子分野などで使われる「高機能多層フィルム」を主力製品とする。医療用の高機能多層フィルムは、主に点滴バッグに使用されており、バッグ内が2~4室に分かれていて、使用する直前に圧力をかけると薬剤が混ざる仕組みになっている。薬剤取り違えミスの防止や、医療スタッフの作業負荷軽減に繋がる商品として国内で高いシェアを占めており、さらに2020年7月より新工場が稼働を開始し、最新の自動化設備により高い生産性と品質を実現している。こうした技術により、四国化工はケミカル事業の営業利益の1/3を占めている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 大川 勇一郎) 《SI》
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4249 東証プライム
森六ホールディングス
2,045
11/22 15:30
+3(0.15%)
時価総額 30,389百万円
自動車の内装部品、外装部品を手掛ける樹脂加工製品事業が主力。生活材料やファインケミカル等のケミカル事業も展開。1663年創業。ホンダなどが主要取引先。医療・電子分野向け高機能多層フィルムは販売順調。 記:2024/10/24
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