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三機工業 Research Memo(2):国内最大級の建築設備会社。三井系として100年近い歴史を誇る

2021/12/17 16:02 FISCO
*16:02JST 三機工業 Research Memo(2):国内最大級の建築設備会社。三井系として100年近い歴史を誇る ■会社概要 1. 会社概要 三機工業<1961>は1925年に旧三井物産(株)の機械部を母体として設立された設備会社である。最初の大型工事である東洋レーヨン(株)(現 東レ<3402>)の滋賀工場と青森製氷(株)の冷蔵倉庫から始まり、当初は暖房、衛生、鉄骨工事や建材などを扱っていた。その後、電気工事にも進出し、建築設備の企画・設計・施工まで一貫した業務を主として事業展開している。 戦後は建設需要の高まりにより業績を伸ばし、1958年には資本金が10億円を超えた。その後は1964年東京オリンピック関連のプロジェクトにも参画、日本経済の成長とともに同社も業績を伸ばした。事業分野も空調、衛生、電気などの建築設備事業から、搬送機器、搬送システム、水処理、廃棄物処理等へ拡大し、現在では国内トップクラスの設備会社となっている。株式については1950年に(株)東京証券取引所(以下、「東証」)に上場した。 最近の主な施工実績は、ToyotaTechnical Center Shimoyama(新築工事/空調・衛生・電気設備工事)、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(株)山形テクノロジーセンター(改修工事/空調・電気設備工事)、東京ミッドタウン日比谷(新築工事/衛生設備工事)などがある。 2. 沿革 同社は、2016年3月期に創立90周年を迎え、2015年4月に長谷川勉(はせがわつとむ)氏が代表取締役社長に就任した。その後、2025年の創立100周年に向けた長期ビジョン“Century 2025”を2016年3月に発表し、第1ステップとして2019年3月期に“Phase1”を終了し、期初の目標は達成した。さらに、2020年4月からは石田博一(いしだひろかず)氏が新たに社長に就任して、同計画“Phase2”を推進している。なお、2023年3月期より“Century 2025”の最後となる“Phase3”を開始する予定だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《EY》
関連銘柄 2件
1961 東証プライム
2,982
11/25 15:30
+27(0.91%)
時価総額 162,999百万円
三井グループの設備工事会社。1925年創立。空気調和設備、防災設備、電気設備等の構築を行う。虎ノ門ヒルズなどで実績。機械システム事業、環境システム事業等も。政策保有株式の縮減進める。コア事業の強化図る。 記:2024/10/06
3402 東証プライム
943.2
11/25 15:30
+8.2(0.88%)
時価総額 1,538,813百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18