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ティア Research Memo(2):葬儀・法要の請負、アフターフォロー、葬儀会館「ティア」の運営とFC事業を展開

2021/12/15 15:12 FISCO
*15:12JST ティア Research Memo(2):葬儀・法要の請負、アフターフォロー、葬儀会館「ティア」の運営とFC事業を展開 ■ティア<2485>の事業概要 1. 事業内容 名古屋を地盤とした葬儀会館「ティア」の運営を目的に、1997年に設立。「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指して、「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を業界に先駆けて提唱してきた。葬儀業が究極のサービス業であるとの認識のもと「徹底した人財教育によるサービスの向上」によって顧客からの支持を集め、成長を続けている。 事業内容は葬儀・法要の請負、葬儀施行後のアフターフォロー、葬儀会館「ティア」の運営とFC事業からなる。FC事業については出店エリアの市場調査から会館企画、従業員教育、経営指導、葬儀付帯品等の販売、アフターフォローに至るまでトータルサポートを行っている。FC事業の売上高の中には、加盟時に支払う加盟金(2百万円)や出店申込金(3百万円)のほか、ロイヤリティ収入(売上高の3%)、物品売上、社員に対する教育サービス料などが含まれている。なお、FC加盟に関しては、異業種で同一商圏内に複数出店が可能な事業者であることを条件としており、同業者の加盟は基本的に認めていない。これは、葬儀事業への取り組み姿勢が根本的に異なっており、固定観念が既に形成されている同業者の従業員を再教育するのは非効率と考えているためだ。 事業セグメント別の構成比で見ると、直営店舗で行う葬祭事業が売上高、セグメント利益ともに約96%を占める主力事業となっている。FC事業が収益に与える影響はまだ小さいが、将来的に全国展開を進めていく際にはFC方式での展開が効率的と考えており、いずれは上昇していくものと予想される。 なお、同社は2017年5月に愛知県内で湯灌サービス及びメイク納棺の業務を行う(有)愛共(現 (株)ティアサービス)を子会社化し、2017年9月期第3四半期より連結決算を開始している。現状は顧客先が同社のみとなるため売上高の影響はないが、関連業務の内製化により売上原価率の改善要因となっている。ティアサービスでは2019年9月期から生花事業を名古屋市内でスタートし、2020年9月期から墓石販売事業も一部の地域でスタートしている。 愛知県を中心に店舗展開を進め、直営・FC合わせて132店舗まで拡大 2. 店舗数の推移 2021年9月期末の店舗数は、直営店が77店舗(うち、葬儀相談サロン10店舗)、FC店が55店舗(うち、サロン1店舗)の合計132店舗と年々拡大している。また、2021年9月末時点の地域別店舗数で見ると、直営店は名古屋市内で36店舗、名古屋市内を除く愛知県で26店舗、大阪府4店舗(うち、サロン1店舗)、埼玉県2店舗、東京都はサロンのみの展開で9店舗となっている。また、FC店では愛知県16店舗、岐阜県16店舗、大阪府16店舗(うち、サロン1店舗)、三重県3店舗、神奈川県2店舗、和歌山県、茨城県で各1店舗を展開している。FC加盟社数は11社で、南海電気鉄道<9044>の子会社である南海グリーフサポート(株)が17店舗(うち、サロン1店舗)と最大のFC加盟企業となっている。 地盤となる名古屋市内の店舗数は36店舗と直営の約5割を占めている。2019年9月期に出店が加速しているが、これは家族葬の需要増加に対応するため、従来よりも規模の小さい家族葬専用ホールを集中して出店したことが背景にある。従来の葬儀会館は敷地面積で500坪前後が必要で、条件(交通の利便性等)に見合う立地の探索が困難で出店が思うように進まなかったが、200坪前後の敷地面積で出店可能な家族葬専用ホールであれば、候補地も見つかりやすい。従来、コンビニエンスストアだった場所で出店するケースも出てきている。なお、名古屋市内の斎場利用シェアは店舗数の増加とともに年1ポイントのペースで上昇しており、2021年9月期は26.3%となった。互助会グループと僅差となっており、トップクラスのシェアになっていると見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《ST》
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2485 東証スタンダード
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時価総額 9,769百万円
葬儀会館「ティア」を直営・FC展開。中部、関西、関東地区中心。グループ会館数は206店舗。個人宅などでもサービスを提供する。ドミナント出店による利便性向上図る。買収で売上拡大。販管費等の増加を吸収。 記:2024/09/30
9044 東証プライム
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時価総額 277,381百万円
大阪府南部から和歌山県を地盤とする私鉄大手。不動産、流通、ホテル、建設も手掛ける。関西国際空港と大阪中心部を結ぶ空港線旅客輸送に強み。鉄道事業では旅客需要が回復。建設業では完成工事高の増加を見込む。 記:2024/06/04