トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
NYダウ
11/22
44,296.51
+888.04
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 11:29:24
15,017,278
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
窪田製薬HD Research Memo(8):NASAプロジェクトの第2フェーズ開始時期は、コロナ禍の影響などで未定に
2021/7/8 15:28
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*15:28JST 窪田製薬HD Research Memo(8):NASAプロジェクトの第2フェーズ開始時期は、コロナ禍の影響などで未定に ■窪田製薬ホールディングス<
4596
>の主要開発パイプラインの概要と進捗状況 6. 宇宙飛行士向け超小型眼科診断装置「SS-OCT」 宇宙飛行で発症する眼疾患に関する研究を行うための超小型眼科診断装置「Swept Source-OCT※(以下、SS-OCT)」の開発プロジェクトを、NASAと開発受託契約を締結して2019年より開始している。2020年2月に第1フェーズの開発を終了し、同年4月に開発報告書をNASA及びTRISHに提出、開発受託収入37百万円を2020年12月期に事業収益として計上した。 ※OCT(Optical Coherence Tomography):赤外線を利用して網膜の断面を精密に撮影する検査機器のこと。緑内障や加齢黄斑変性等の網膜疾患患者の診断用として使用される。 今回の共同開発契約では、長期的な宇宙飛行を経験した宇宙飛行士の約69%が、視力障害や失明の恐れがある神経眼症候群を患っているという研究報告※をもとに、宇宙飛行が眼領域に与える影響を研究することが目的となっている。現在、国際宇宙ステーション(International Space Station、以下、ISS)で使用されている市販のOCTは据え置き型で操作が複雑であり、数ヶ月間の宇宙ステーション滞在中に宇宙飛行士は3回しか検査できなかった。今回、開発する超小型SS-OCTは携帯可能で、1人でも手軽に測定することができるため、毎日測定して保存しておくことが可能で、宇宙飛行が眼疾患に与える影響をより詳細に分析することが可能となる。 ※かすみ目や視神経乳頭浮腫、眼球後部平坦症、綿花状白斑等の眼疾患症状が報告されている。 開発フェーズは全体で3ステップに分かれている。第1フェーズのミッションは、耐久性があり、安価な光源であるレーザーを使用した概念実証(POC)の確認で、複数のレーザーを用いて視神経乳頭の形状を高解像度で測定する装置を開発することであった。2020年1月にNASAでデモンストレーションを行ったが、NASAのプロジェクト担当者からも高い評価を受けている※。第2フェーズでは同装置を用いてどのような画像解析手法で宇宙飛行に起因する眼疾患の検証を行うか、運用上で必要となる要件定義を固める工程となり、最終の第3フェーズでは、実際に宇宙飛行環境において使用可能な装置の開発を行うことになる。宇宙放射線被ばくに対する耐久性を持ち、かつ無重力環境下で宇宙飛行士自身が操作できるハードウェアの開発を提携企業と共同で進めていくことになる。 ※NASA担当者から、次のようなコメントが寄せられている。「小型でありながら操作が簡単で、データ処理が早い。宇宙飛行中の眼球への影響を研究するために、ISSで大いに役立つと信じている」「フェーズ1の使用条件を満たしているだけでなく、期待以上の完成度であった。外見も洗練され、軽くて持ちやすい。フェーズ2での仕上がりが楽しみである」 ただ、第2フェーズの開始時期については未定の状態が続いている。コロナ禍への対策費用に国家予算が振り向けられNASAへの予算が付きにくくなっていることや、政権が民主党政権に代わったことも影響しているようだ。このため、同社も予算が付き次第プロジェクトを再開する予定にしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NB》
関連銘柄 1件
4596 東証グロース
窪田製薬ホールディングス
62
11/22 15:30
+1(1.64%)
時価総額 3,499百万円
眼科領域特化のバイオベンチャー。ウェアラブル近視デバイス、遠隔眼科医療モニタリングデバイス等を手掛ける。医療機器分野に経営リソースを重点的に投下。双日九州との業務提携で中国市場における販売拡大目指す。 記:2024/10/11
関連記事
7/8 15:27 FISCO
窪田製薬HD Research Memo(7):VAP-1阻害剤候補化合物のスクリーニング評価はポジティブな評価を受ける
7/8 15:26 FISCO
窪田製薬HD Research Memo(6):スターガルト病を適応症とした第3相臨床試験は2020年5月被験者登録完了
7/8 15:25 FISCO
窪田製薬HD Research Memo(5):「PBOS」の販売パートナー契約締結の交渉は2021年夏以降の見通し
7/8 15:24 FISCO
窪田製薬HD Research Memo(4):「クボタメガネ」は台湾での製造許可を取得、2021年内の販売開始を目指す
7/8 15:23 FISCO
窪田製薬HD Research Memo(3):資金負担が少なく事業効率の高いトランスレーショナル研究領域にフォーカス