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エルテス Research Memo(6):2022年2月期は新たな需要の取り込み等により、大幅な増収増益を見込む

2021/6/9 15:06 FISCO
*15:06JST エルテス Research Memo(6):2022年2月期は新たな需要の取り込み等により、大幅な増収増益を見込む ■業績見通し 1. 2022年2月期の業績見通し 2022年2月期の連結業績についてエルテス<3967>は、売上高を前期比50.8%増の3,000百万円、営業利益を100百万円(前期は333百万円の損失)、経常利益を80百万円(同357百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益を40百万円(同529百万円の損失)と大幅な増収により黒字転換を見込んでいる。 「デジタルリスク事業」「AIセキュリティ事業」「DX推進事業」の3つの事業がすべて順調に伸びる見通しである。特に、アサヒ安全業務社の連結効果(9ヶ月分の上乗せ)により「AIセキュリティ事業」が大きく伸びるほか、「デジタルリスク事業」についても、「ソーシャルリスクサービス」の伸びと「内部脅威検知サービス」の成長継続により大幅な回復を見込む。また、「DX推進事業」については、いよいよ立ち上がってきたデジタルガバメント関連などが増収に寄与する見通しである。 損益面では、引き続き研究開発費の増加を見込むものの、増収による収益の押し上げや費用の低減(本社オフィス合理化、広告宣伝費の見直し等)により大幅な増益を実現し、営業黒字転換を図る想定となっている。 各事業の業績見通しと活動方針は以下のとおりである。 (1) デジタルリスク事業 売上高を前期比14.6%増の2,000百万円、セグメント利益を同119.1%増の750百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。価値訴求による差別化を図り、プロダクト型のビジネスモデル※により顧客基盤と収益基盤の拡大に注力する方針である。 ※規模別のターゲット層(大企業、中堅・中小企業、小規模・個人事業)を想定し、それぞれに対応した新規プロダクトを展開していくビジネスモデル。 (2) AIセキュリティ事業 売上高を前期比318.3%増の850百万円、セグメント利益を0百万円と大幅な増収により黒字転換を見込んでいる。連結化したアサヒ安全業務社との連携により規模拡大を図るとともに、デジタル化の推進及び警備業界へプロダクト展開を図り、次代の中核事業とすべく業績面での貢献を目指していく。 (3) DX推進事業 売上高を前期比244.1%増の150百万円、セグメント損失を50百万円(前期は101百万円の損失)と増収及び損失幅の縮小を見込んでいる。「スーパーシティ構想」へのアプローチ強化等、自治体及び企業のDXを支援し、堅守速攻の総合デジタルソリューション企業として、将来の中核事業とすべく基礎作りに取り組む。 2. 弊社アナリストの見方 弊社でも、コロナ禍によるマイナスの影響(営業活動の制限や予算抑制の動き等)については引き続き注視する必要があるものの、新たな事業機会を取り込むことにより、業績の拡大は可能であるとの見方をしている。特に、1)2021年2月期上期に一旦減少した顧客数・契約数が、第3四半期以降、増加傾向にあること、2)アサヒ安全業務社の連結効果(9ヶ月分の上乗せ)が見込まれること、3)自治体の「スマートシティ構想」の実現に向けた連携により、デジタルガバメント関連が立ち上がってきたことなどを勘案すれば、売上高予想の前提には合理性があると考えられる。また、利益予想についても、2021年2月期に積極投入した先行費用の一巡や収益体質の改善等により十分に達成可能であると見ている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《YM》
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Webリスクモニタリングや内部脅威検知サービス等のデジタルリスク事業、DX推進事業、警備管制DXシステム等のAIセキュリティ事業を展開。内部脅威検知サービスのID数は大幅増。27.2期売上100億円目標。 記:2024/06/07