トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
NYダウ
11/26
44,860.31
+123.74
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 19:22:46
14,201,727
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
ワコム Research Memo(3):環境変化を捉えた製品ポートフォリオの組み替え、独自技術の事実上の標準化を推進
2020/11/30 15:43
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*15:43JST ワコム Research Memo(3):環境変化を捉えた製品ポートフォリオの組み替え、独自技術の事実上の標準化を推進 ■ワコム<
6727
>の各事業及び主要製品の特徴 1. ブランド製品事業 ターゲット顧客や製品タイプ別に幅広いラインナップを有している。製品区分としては、(1)クリエイティブソリューション、(2)ビジネスソリューションの2つに分かれる※。 ※事業環境の変化に適合したことにより適切な業績説明を行うため、2021年3月期より事業セグメントのカテゴリー範囲、名称などを一部変更した。具体的には、従来の「クリエイティブビジネス」「コンシューマビジネス」「ビジネスソリューション」の3つの製品区分から2つに変更するとともに、「クリエイティブビジネス」を「クリエイティブソリューション」に名称変更した。また、「コンシューマビジネス」を「クリエイティブソリューション」の「モバイル製品」と統合している。 (1) クリエイティブソリューション 創業来の中核であり、プロのクリエイター向けでは高いブランド力とシェアを誇る。製品タイプ別に「ディスプレイ製品」「ペンタブレット製品」「モバイル製品」の3種類があるが、これらの違いを理解することが、競争環境や今後の成長性を判断するうえで重要となる。 a) 「ディスプレイ製品」 タブレット(板)が液晶パネル※になったもので、デジタルペンで液晶画面に直接描画できるという点では後述する「モバイル製品」と同じである。一方、OSや記憶装置を持たない入力デバイスという点では後述する「ペンタブレット製品」と同じ性格のPC周辺機器と言える。大型サイズのものは価格帯が20万円~40万円前後で、ユーザーはプロやハイエンドアマチュアが中心となるが、この市場では圧倒的なシェアを誇っている。他方、市場の変化(裾野拡大や「ペンタブレット製品」からの需要シフト等)に対応するため、2019年1月に16インチサイズのエントリーモデルを実売6万円台(税抜き。以下同)で販売すると、7月には22インチサイズ(実売10万円台)、2020年1月には初心者向け13インチサイズ(実売3万円台)と相次いでリリースし、他社(中国メーカー等)からの価格攻勢が厳しいエントリーモデルの領域においても順調に業績を伸ばしている。 ※「液タブ」と称されることもある。 b) 「ペンタブレット製品」 デジタルペンとタブレット(黒い板状のもの)で構成される最も基本的なデバイス※であり、主力製品として貢献してきた。マウスやキーボードと同じようにPCに接続して使用するPC周辺機器である。簡単な構成であることから、プロ向けから入門用まで幅広いラインナップとなっている。プロ向けのハイエンド市場では競争力が維持されているものの、差別化を図りづらい中低価格帯では他社との競合が激化している。また、より操作性に優れ、低価格化も進んでいる「ディスプレイ製品」への需要シフトに対して、同社が戦略的に経営資源をシフトしていることから、ここ数年は縮小傾向をたどってきた。 ※「板タブ」と称されることもある。 c) 「モバイル製品」他※1 「モバイル製品」は、入力デバイスとしての「ディスプレイ製品」にOSや記憶装置を搭載したものであるが、ユーザーの使い勝手からすれば、一般的なペン入力対応のタブレットPC(多くの場合、同社のペン・センサーシステムを搭載)と同じであり、一見すると競合関係(同社にとっては、「テクノロジーソリューション事業」との事業間競合)にあるとも言える。もっとも、入力性能にこだわるユーザーにとって両者の違いは明らかである一方、そうでない一般ユーザーにおいては、あくまでも入力デバイスにとどまる同社の「モバイル製品」よりもタブレットPCを選ぶことが合理的であるため、求められる性能や機能からの棲み分けははっきりしている。また、「モバイル製品」以外では、一般消費者向けにウィンドウズタブレット向けのスタイラスペン、スマートパッド※2、デジタル文具など、デジタル端末でイラストレーションやメモ作成等に使用する製品群の販売を行っている。 ※1 従来の「モバイル製品」に「コンシューマビジネス」を統合。 ※2 付属のペンで紙に記入した手書きのメモをデジタルファイルに変換できるノート型デバイス。 (2) ビジネスソリューション 液晶ディスプレイに直接描写や文字入力ができるビジネス用途向け製品を販売している。特に、デジタルサイン分野(ホテルのチェックインやクレジットカード決済等)、医療分野(電子カルテ等)での利用が進んでいる。 2. テクノロジーソリューション事業 デジタルペン技術※に基づき、「AESテクノロジーソリューション」と「EMRテクノロジーソリューション」の2つに分類され、ペン・センサーシステムをスマートフォンやタブレット・ノートPCメーカーに供給している。特に市場が拡大しているスマートフォン向けが、サムスン電子<KRX:005930>(Galaxy Noteシリーズ)を中心に伸びている。タブレット・ノートPCメーカー各社からの同社技術への評価も高く、主要メーカーとの取引やプロジェクト数も順調に伸びているようだ。同社は独自のデジタルペン技術の事実上の標準化(デファクトスタンダード)を推進することにより、ユーザーの裾野を拡げながら規模拡大を優位に進める戦略である。 ※アクティブES(独自の静電結合。ただしバッテリー必要)方式の技術や、電磁誘導(EMR)方式の高速・高精度位置センサー(バッテリー不要)。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《EY》
関連銘柄 1件
6727 東証プライム
ワコム
712
11/27 15:30
-5(-0.7%)
時価総額 103,952百万円
ペン・センサーシステムの提供等を行うテクノロジーソリューション事業が主力。ディスプレイ製品、ペンタブレット製品なども。高いブランド力が強み。ブランド製品事業では商品ポートフォリオの刷新など構造改革図る。 記:2024/10/06
関連記事
11/30 15:42 FISCO
ワコム Research Memo(2):デジタルペンとインクの事業領域で顧客価値の創造を目指すグローバルリーダー
11/30 15:41 FISCO
ワコム Research Memo(1):2021年3月期上期は想定を上回る大幅増収増益。コロナ禍に伴う需要増を取り込む
11/30 15:28 FISCO
霞ヶ関キャピタル Research Memo(8):厳しい経営環境のなか、2020年8月期配当は前期同額、株主優待も継続
11/30 15:27 FISCO
霞ヶ関キャピタル Research Memo(7):ポストコロナを見据えて、物流施設開発事業の大幅拡大を計画(2)
11/30 15:26 FISCO
霞ヶ関キャピタル Research Memo(6):ポストコロナを見据えて、物流施設開発事業の大幅拡大を計画(1)