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イチネンホールディングス---2Qは2ケタ増収、自動車リース関連事業が順調に推移

2020/11/2 17:11 FISCO
*17:11JST イチネンホールディングス---2Qは2ケタ増収、自動車リース関連事業が順調に推移 イチネンホールディングス<9619>は10月30日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.3%増の542.10億円、営業利益が同3.3%増の35.82億円、経常利益が同3.1%増の36.33億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同65.6%減の7.43億円となった。 自動車リース関連事業の売上高は前年同期比3.3%増の254.27億円、セグメント利益は同18.5%増の26.30億円となった。リースは、2020年9月末現在リース契約台数は対前期末比1,569台増の86,143台、リース契約高は前年同期比4.5%増の195.29億円、リース未経過契約残高は同3.9%増の790.18億円となった。自動車メンテナンス受託は、メンテナンス受託契約台数は対前期末比1,779台増の87,914台、メンテナンス受託契約高は前年同期比4.1%減の29.67億円、メンテナンス未経過契約残高は同0.4%減の85.91億円となった。燃料販売は、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にあるが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力した。 ケミカル事業の売上高は前年同期比5.6%減の53.23億円、セグメント利益は同13.5%減の5.91億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、工業薬品関連の燃料添加剤及び石炭添加剤の販売は減少し、化学品関連の機械工具商向けケミカル製品の販売も減少した。一方、個人向けケミカル製品の販売は順調に推移した。 パーキング事業の売上高は前年同期比15.4%減の24.44億円、セグメント利益は同88.4%減の0.47億円となった。2020年9月末現在駐車場管理件数は対前期末比12件増の1,421件、管理台数は同282台増の32,636台となった。 機械工具販売事業の売上高は前年同期比70.0%増の166.47億円、セグメント利益は4.94億円(前年同期は1.50億円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、自動車整備工具、建設機械部品等の販売が減少したが、空調工具及び計測工具の販売は順調に推移した。また、前連結会計年度に新たに連結子会社となったアクセスが販売増加に寄与した。 合成樹脂事業の売上高は前年同期比55.1%増の46.36億円、セグメント損失は0.84億円(前年同期は1.14億円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が減少した。一方、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売は堅調に推移した。また、前連結会計年度に新たに連結子会社となった浅間製作所が売上の増加に寄与した。 その他の売上高は前年同期比35.9%増の1.37億円、セグメント損失は1.03億円(前年同期は1.15億円の損失)となった。農業の規模拡大に伴って販売が増加した。 2021年3月期通期については、売上高が前期比12.4%増の1,110.00億円、営業利益が同5.5%減の65.00億円、経常利益が同7.9%減の64.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.5%減の25.00億円とする10月9日に公表した連結業績予想を据え置いている。 《ST》
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時価総額 46,195百万円
自動車リース関連事業が主力。機械工具販売事業やケミカル事業、合成樹脂事業、パーキング事業等も手掛ける。1930年創業。自動車リース関連事業は新規販売の積極化等により、契約台数や契約残高の増加を図る。 記:2024/07/05