マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/18 17:41:16
10,419,758
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

アサヒ衛陶 Research Memo(3):アジアの生産委託先から調達するファブレスメーカー(1)

2020/8/25 15:03 FISCO
*15:03JST アサヒ衛陶 Research Memo(3):アジアの生産委託先から調達するファブレスメーカー(1) ■事業概要 1. 事業概要 2009年に本社衛陶工場を閉鎖しており、現在は中国、韓国、台湾、ベトナム、タイの生産委託先から商品をグローバル調達するファブレスメーカーとなる。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により日本の衛生陶器業界では、中国からの部品供給が滞り、生産に遅延が発生した企業が出ているようだが、アサヒ衛陶<5341>ではグローバル・サプライチェーンの見直しにより中国依存度を引き下げていたことから、大きなトラブルを回避できた。国内の拠点となる香川事業所は、洗面化粧台などの組立工程のみを行っている。また、事務所は大阪本社のほかに東京支店、大阪支店、九州支店と中四国営業所を配している。なお、2019年11月期下期に行われた大規模リストラにより、仙台営業所は閉鎖、香川事業所は生産規模を縮小している。 衛生陶器市場は、TOTO<5332>が市場の約6割を握る。第2位のLIXILグループ(INAXブランド)<5938>と合わせて、上位2社が約9割を占める寡占市場となっている。同社は、国内事業において長年培ったトイレ・洗面化粧台・温水洗浄便座の製造技術と他社にはない小回りを利かした「もの作り」による提案をしている。グローバル調達では、高品質で価格競争力のある新規サプライヤーの開拓に努め、仕入コストを削減する活動を継続している。 販売先の構成比は、ホームセンター及び量販店、ルート販売、ゼネコン及びデベロッパーが各約3割、残りの1割が建材・住設機器のネット販売業者などになる。コーナン商事<7516>は2018年11月期の販売高337百万円、売上高依存度11.8%の大口顧客となる。他のホームセンター(五十音順)は、(株)カインズ、コメリ<8218>、ナフコ<2790>、LIXILビバ<3564>になる。住宅資材・住宅設備機器の卸売の北恵<9872>は本社所在地が大阪市、ダイキアクシス<4245>は愛媛県松山市といずれも西日本地区を主要な商圏とする。戸建・集合住宅や賃貸住宅の建設会社では、住友林業<1911>、生和コーポレーション(株)、大和ハウス工業<1925>、高松建設(株)(高松コンストラクショングループ<1762>)が、主要な販売先となる。なお、今回のリストラで縮小した不採算分野は、アパート、マンション向けの直需である。これは、経費や物流費など販管費の上昇をカバーしきれなくなったためである。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《YM》
関連銘柄 12件
2,785
5/17 15:00
+24(0.87%)
時価総額 96,971百万円
建築主体の高松建設と土木主体の青木あすなろ建設を中核とする持株会社。24.3期3Q累計は受注残こなして完工増。だがマンション建築受注が足踏み。建設コスト上昇も利益の重石。1株配70円下限に累進配当の方針。 記:2024/04/12
1911 東証プライム
5,905
5/17 15:00
-83(-1.39%)
時価総額 1,188,175百万円
住宅メーカー大手。木造建築に強み。国内外に社有林を有す。木材・建材製造も。海外は米・豪を軸に開拓。木材建材事業は足踏み。資源環境事業は売上堅調。23.12期通期は増収。24.12期は増収増益見通し。 記:2024/04/13
1925 東証プライム
4,113
5/17 15:00
-17(-0.41%)
時価総額 2,740,611百万円
住宅メーカー最大手。分譲住宅や分譲マンション、賃貸が主力事業。商業施設や物流施設、医療施設等も手がける。今期3Q累計は開発物件の売却が順調に進捗した。米国住宅をはじめとする海外事業は計画を超えて推移した。 記:2024/02/10
2790 東証スタンダード
2,829
5/17 15:00
+4(0.14%)
時価総額 84,259百万円
家具販売出発のホームセンター。地盤の九州・中国から関西、関東に進出。PB商品を強化。園芸用品部門は刈払機など除草関連商品が伸びる。24.3期3Qはその他部門が増収。消耗品中心にペット用品の好調が続く。 記:2024/04/08
3564 東証1部
2,593
10/19 15:00
±0(0%)
時価総額 115,959百万円
ホームセンターのビバホームを展開する小売企業。不動産賃貸も行う。プロ向けリフォーム用建築資材など品揃えは充実。アークランドサカモトによるTOBは成立。ホームセンター商材は増収。21.3期1Qは2桁増益。 記:2020/08/13
4245 東証スタンダード
744
5/17 15:00
+18(2.48%)
時価総額 10,172百万円
環境機器メーカー。排水処理を中核に、住宅機器の提供、再生可能エネルギーの売電などを展開。住宅機器関連事業は売上堅調。住宅設備・建築資材が大幅増。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/02/25
5332 東証プライム
4,206
5/17 15:00
+28(0.67%)
時価総額 744,382百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
5341 東証スタンダード
402
5/17 15:00
+2(0.5%)
時価総額 2,013百万円
衛生陶器メーカー。水栓金具も。一部組立を除きアジアに生産委託。24.12期はホームセンター向けの需要回復を想定。ベトナム開拓やEV充電器拡販を進めて黒字化目指す。ドローン関連事業開始。継続前提に疑義注記。 記:2024/03/12
5938 東証プライム
1,825
5/17 15:00
-21.5(-1.16%)
時価総額 523,976百万円
住設機器メーカー大手。水廻り設備や金属製建材に強み。24.3期3Q累計は欧米の回復に遅れ。だが原材料高対応の値上げで国内の収益性が改善し、営業増益に。売却済の伊社に絡む特損を計上。通期二桁営業増益を計画。 記:2024/02/08
7516 東証プライム
4,445
5/17 15:00
-10(-0.22%)
時価総額 154,161百万円
大手ホームセンター運営会社。DIYを中心とした「ホームセンターコーナン」や「コーナンプロ」などを展開する。首都圏にも出店。今期3Q累計はHIひろせの新規連結化が寄与した。プロ商材や日用消耗品等も増加した。 記:2024/01/27
8218 東証プライム
3,670
5/17 15:00
+10(0.27%)
時価総額 199,681百万円
ホームセンター大手。園芸・農業用品に強み。大型店やプロ向け専門店の出店を強化。PB商品の売上構成比率は上昇。カード会員数は494万人と増加。暖房用品や防寒衣料等は販売足踏み。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/27
9872 東証スタンダード
850
5/17 15:00
-1(-0.12%)
時価総額 8,510百万円
関西地盤の住宅資材卸。国内外のメーカーや商社から仕入れ、木材店や建材店、工務店、ホームセンターなどに販売。外壁工事など施工付販売に定評。工期短縮化で廃材処理梱包材のみの商品に注力。23.11期は増収増益。 記:2024/01/26