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萩原電気HD Research Memo(1):自動車向けを中心とした半導体商社だが、近年はソリューション事業にも注力

2020/7/6 15:01 FISCO
*15:01JST 萩原電気HD Research Memo(1):自動車向けを中心とした半導体商社だが、近年はソリューション事業にも注力 ■要約 萩原電気ホールディングス<7467>は名古屋を地盤とする半導体、電子部品、電子機器の商社及び自社製品の開発・製造・販売のメーカーである。売上高の約85%が自動車業界向けで、トヨタ自動車<7203>グループを主要顧客に持つ。近年はソリューション事業の伸長が著しい。 1. 2020年3月期連結業績(実績) 2020年3月期の連結業績は、売上高が128,206百万円(前期比7.7%増)、営業利益が4,173百万円(同3.4%減)、経常利益が4,093百万円(同4.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,716百万円(同3.2%減)となった。第3四半期までは比較的堅調に推移していたが、第4四半期に入り新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、主要顧客の生産が停滞し売上高が減速した。製品構成の変化により売上総利益率が0.3ポイント低下した一方で、商流の変更や人件費増で販管費は計画どおり前期比8.4%増となったことから、最終的に営業減益となった。しかし期初予想でも減益予想(営業利益4,200百万円)であったことから、ほぼ予想どおりの結果であったと言える。 2. 2021年3月期連結業績(予想) 2021年3月期の連結業績については、新型コロナウイルス感染症の影響で主要顧客の生産動向が未確定であることや、経済全体の先行きが不透明であることから、予想発表は未定とした。配当についても未定としており、合理的な算定が可能となった段階で、速やかに業績予想を発表するとしている。 3. 自動車の電子化、各種自動化の恩恵を受け成長余力は高い 足元の状況は不透明ではあるが、中長期的な展望は変わっていない。同社は単なる商社機能だけでなく、提案力・開発力を生かして企業付加価値を高めている。主要顧客であるトヨタグループのハイブリッド車生産増の恩恵、自動車の各種自動化(自動運転、自動ブレーキ等)の進展、さらには製造現場におけるIoTやM2Mの浸透などにより、さらに大きく成長する可能性を秘めている。中期経営計画の目標(2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円)を掲げているが、現時点ではこの目標は変えていない。 ■Key Points ・自動車業界向けが約85%を占める半導体商社。ADASやIoT関連にも展開 ・2020年3月期は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で減益となったが、ほぼ予想内の結果 ・自動車の電子化、各種自動化の恩恵を受け成長余力は高い (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
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萩原エレクトロニクスを中核とする持株会社。自動車向けシステムLSIなどの半導体、電子部品の販売等を行うデバイス事業が主力。IT機器、組込機器の販売等も。中期経営計画では27.3期売上高3000億円目標。 記:2024/10/07