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ピアラ Research Memo(7):新型コロナウイルス感染症の影響は軽微、2020年12月期も2ケタ増収増益見込み

2020/5/21 15:07 FISCO
*15:07JST ピアラ Research Memo(7):新型コロナウイルス感染症の影響は軽微、2020年12月期も2ケタ増収増益見込み ■今後の展開 3. 2020年12月期業績見通し ピアラ<7044>の2020年12月期の業績は売上高で前期比17.0%増の15,865百万円、営業利益で同30.1%増の531百万円、経常利益で同27.3%増の518百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同12.9%増の351百万円と2ケタ増収増益が続く見通し。引き続きKPI保証サービスの高成長が続く見通しで、収益性の高いサービスの構成比が上昇することで売上総利益率も前期比1.4ポイントの上昇を見込んでいる。一方、販管費は人件費や開発費の増加等により前期比26.0%増を見込んでいる。 新型コロナウイルス感染症の業績への影響については、現時点ではほとんど出ていないもようだ。対面型のリアルプロモーションが中止になったり、クライアント企業でサプライチェーンの問題により販売が一時停止になるなどの影響が出ているものの、マスクやハンドクリーンジェルなど取り扱いジャンルを増やすなどしているほか、インターネット広告市場の需給軟化により、媒体コストが下がるといったプラス面の影響も出ている。同社がターゲットとしているB&H及び食品領域は景気変動の影響を受けにくいこともあり、2020年12月期も2ケタ台の成長が続くものと弊社では見ている。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大により衛生用品の不足や価格の高止まりが続くなか、同社は適切な価格でできるだけ多くの消費者や医療機関に衛生用品を届けるプロジェクトとして、「#SAVE YOUR LIFE」プロジェクトを立ちあげた。5月より不織布マスクを法人及び医療・介護・保育業者向けに、高機能マスク「KN95」を医療・介護・保育業者向けに専用ECサイトで販売開始している。同社がヘルス&ビューティ領域の支援企業として、商品開発や越境EC・貿易事業で培ったノウハウを生かした取り組みとなり、収益の一部は医療機関などに寄付する予定だ。 新たな取り組みとしては、既述のとおりサラヴィオ化粧品に対するマーケティング支援を開始しているほか、ベトナムの財閥であるソンキムグループの小売運営会社であるソンキムリテールと2020年2月に業務提携し、B&H及び食品領域における日本の商品の販売支援を行っていくほか、「BEATMAKER」をもとにB&H領域の商品開発を行い、ソンキムリテールの販売チャネルを生かして販売していくことを発表している。 ソンキムリテールはECサイト、TVショッピング、コンビニエンスストア等の販売チャネルを有しており、TVショッピングでは主要な放送局を通じて全都市に放映している。リアル店舗では強い販売力を有するものの、ECサイトの販売が弱くデジタルマーケティングに課題を抱えていた。同社がデジタルマーケティング支援を行うことで、日本企業のベトナムでのEC販売及びオフライン販売を支援していくことになる。まずは化粧品や美顔器、サプリメントなど10アイテム程度の販売を開始する予定にしており、現在、TVショッピングの審査手続きを進めている。手続きには3ヶ月程度かかる見通しで、完了次第TVショッピングやデジタルマーケティングなどのプロモーションを進めていく予定だ。同社では、中国、台湾、ベトナム、タイなどで日本の高品質な商品の販売拡大に取り組んでおり、将来的にアジア全域のB&H及び食品領域におけるNo.1マーケティング支援企業を目指している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《YM》
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化粧品・健康食品のECに特化した成果報酬型マーケティング支援を展開。24.12期は主要客の販促予算回復を想定。化粧品・健康食品以外の開拓も進めて黒字化を目指す。今年3月にマーケティングコンサル会社を買収。 記:2024/04/15