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エバラ食品工業--前期は営業利益が計画を上回る。今期はコロナウイルスの影響等で減収減益計画も、年間配当は1円増配

2020/5/15 14:49 FISCO
*14:49JST エバラ食品工業--前期は営業利益が計画を上回る。今期はコロナウイルスの影響等で減収減益計画も、年間配当は1円増配 エバラ食品工業<2819>は14日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比0.2%減の512.28億円、営業利益は同3.4%減の23.11億円、経常利益は同4.5%減の23.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同10.1%減の14.82億円となった。 売上面では、主力商品である『黄金の味』が32年ぶりに新テイストを展開し、ラインアップを強化して売上を伸ばした。また、積極的に売場提案を行った『プチッと鍋』が、年間を通じて店舗の品揃えを強化したことで、前期を上回る水準で推移した。一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2月、3月における国内外の業務用商品の販売が大きく落ち込んだほか、夏場における天候不順や冬場の青果価格の高騰により、『浅漬けの素』の売上が低調に推移した。 利益面では基幹ブランド商品の収益力強化に向けたマーケティング費用の増加や鍋物調味料群の販売強化を図る拡販費の使用などもあったものの、売上原価率の低減を図ったことにより営業利益は会社計画を上回る数値で着地した。親会社に帰属する当期純利益の減益幅が大きいのは、固定資産の売却に伴う減損損失を計上したためである。 2021年3月期連結業績の会社計画は、売上高は前期比2.2%減の500.95億円、営業利益は同26.3%減17.02億円、経常利益は同24.9%減の17.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.7%減の11.75億円としている。会社計画は、新型コロナウイルス感染拡大にともなう業績への影響が、当事業年度半ばまで続くことを前提としている。収束時期やその他の状況によっては、会社計画を修正する可能性があるとしており、その際は速やかに開示する方針である。 なお、年間配当は1円増配し37円とする意向である。 《SF》
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調味料メーカー。「焼肉のたれ」や「すき焼きのたれ」などで国内トップシェア。鍋物調味料や野菜まわり調味料、物流事業等も手掛ける。総還元性向50%以上目標。外食需要の改善などにより、業務用商品は売上順調。 記:2024/06/13