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Jトラスト Research Memo(8):2020年12月期は前期以上の利益の積み上げを見込む

2020/3/13 15:18 FISCO
*15:18JST Jトラスト Research Memo(8):2020年12月期は前期以上の利益の積み上げを見込む ■今後の見通し Jトラスト<8508>グループでは、2020年12月期の業績について、日本・韓国及びモンゴル金融事業で安定的な収益が見込まれるものの、東南アジア金融事業の業績回復にはまだ時間がかかることや、訴訟費用など一時的な費用負担が見込まれること等から、営業収益は86,511百万円、営業利益は1,681百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失は1,657百万円を見込んでいる。ただ、2019年12月期の実績に比べると、営業収益は28,406百万円増、営業利益は1,394百万円増と、大幅な増収増益を見込んでいる。それでも、例年、期初の会社予想は保守的であることから、弊社では最終的には会社予想を上回る着地となる可能性が大きいと見る。 セグメント別には、日本金融事業では今後も信用保証業務は好調に推移し、債権回収業務も順調な回収が見込まれていることから、2020年12月期は2,930百万円の利益を見込んでいる。韓国及びモンゴル金融事業でも、前期の不良債権売却益はなくなるものの、法律・規制の変更に柔軟に対応し、貯蓄銀行業と債権回収事業のバランスを取りながら収益を順調に伸ばして、5,835百万円の利益を予想する。また、エンターテインメントや不動産などの非金融事業でも、1,018百万円程度の利益を見込んでいる。 一方、東南アジア金融事業では、BJIにおける不良債権処理などにより、貸出残高が損益分岐点を下回っていることなどから、2020年12月期も3,423百万円の損失を見込むが、今後は銀行業で体制のスリム化・効率化を図り収支の改善を図るとともに、JTOとのシナジー効果、JTRBの収益貢献等により業績回復を計画しており、2021年12月期の黒字化を目指している。また、投資事業でも通常発生する損益として1,853百万円の損失を見込んでいるが、今後は2019年3月期に計上した貸倒引当金の戻入を実現する計画だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《YM》
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日本保証、Jトラストグローバル証券、グローベルス、JT親愛貯蓄銀行、Jトラスト銀行インドネシア等を傘下に持つ持株会社。Jトラスト銀行インドネシアは貸出残高の増強に注力。不動産事業ではブランド認知向上図る。 記:2024/08/01