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ブロードリーフ Research Memo(1):2019年12月期は2ケタ営業増益、2020年12月期も連続増益目指す

2020/3/9 15:01 FISCO
*15:01JST ブロードリーフ Research Memo(1):2019年12月期は2ケタ営業増益、2020年12月期も連続増益目指す ■要約 ブロードリーフ<3673>の主要事業は、自動車整備工場や部品商など自動車アフターマーケット向けの専用ソフトの開発・販売である。 1. 2019年12月期(実績) 2019年12月期連結決算(IFRS基準)は、売上収益が22,586百万円(前期比6.1%増)、営業利益が4,525百万円(同10.0%増)、税引前利益が4,486百万円(同9.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が3,093百万円(同16.5%増)となった。自動車関連業界向けを中心に主力のアプリケーション販売が好調に推移、これに伴いプラットフォームの基本もユーザー増により伸長した。更新需要の増加に営業効率の向上で対応したことに加え、2017年に子会社化した(株)タジマの業績も好調に推移したことから2ケタの営業増益を確保した。 2. 2020年12月期通期(予想) 2020年12月期通期の連結業績は、売上収益22,700百万円(前期比0.5%増)、営業利益4,600百万円(同1.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益3,100百万円(同0.2%増)と予想されている。主力製品の新規顧客獲得は順調なものの、既存顧客の更新案件数が少ない年であることから売上高はほぼ横ばいが見込まれている。一方でコスト面では、減価償却費などのコスト増がある一方で、開発外注費の減少や経費コントロールにより営業利益は売上高を上回る伸びを予想している。全体としては慎重な予想と言えそうだ。なお、年間配当は13.2円(前期13.0円)へ増配する予定。 3. 中期経営計画と重点施策 同社では2019年2月に2021年12月期を最終年度とした中期経営計画において、数値目標「売上収益270億円、プラットフォーム売上比率60%超」を発表していたが、2020年2月時点でクラウド商品の価格が未確定であることなどを踏まえ更新を前提に保留としている。2020年から2021年にかけての重点施策としては、1)セグメント別の戦略的な商品展開、2)サードパーティープログラムの戦略的な導入、3)クラウドの戦略的な市場投入、4)「Broadleaf Cloud Platform」のグローバル展開を実行していく方針だ。 ■Key Points ・自動車整備・鈑金業界向け専用ソフトの大手メーカー ・2019年12月期の営業増益10.0%に続き、2020年12月期も1.7%の増益目指す ・顧客基盤や蓄積したデータを生かして、中長期での事業基盤拡大投資を継続する (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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モビリティ産業向けソフトウェアの開発・販売等を行う。クラウド版業務支援ソフトウェア「.cシリーズ」、電子帳簿保存法対応ソフトウェア等を手掛ける。ストック売上比率は8割超。クラウドサービスは対象業種が拡大。 記:2024/08/23