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日本カーバイド工業---3Q減収、2020年3月期の業績予想は据え置き

2020/2/10 10:29 FISCO
*10:29JST 日本カーバイド工業---3Q減収、2020年3月期の業績予想は据え置き 日本カーバイド工業<4064>は7日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.3%減の343.61億円、営業利益が同12.1%減の19.44億円、経常利益が同18.4%減の20.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同29.4%減の13.85億円となった。 電子・機能製品の売上高は前年同期比7.6%減の136.33億円、セグメント利益は同19.5%減の11.69億円となった。機能化学品は、医薬関連は堅調であったが、農薬向けが低調に推移し、減収となった。機能樹脂は、光学関連分野向け粘・接着剤は横ばいで推移したが、トナー用樹脂の販売が回復せず、減収となった。電子素材は、半導体用金型クリーニング材は市況の悪化により海外での販売が伸びず、また、セラミック基板は車載向けが振るわず、ともに減収となった。 フィルム・シート製品の売上高は前年同期比7.3%減の114.16億円、セグメント利益は人件費や輸送費等のコスト上昇もあり、同52.6%減の5.17億円となった。マーキングフィルムは、国内及び海外向けともに低調となり、減収となった。ステッカーは、東南アジア地域などでの販売が低迷し、減収となった。再帰反射シートは、欧州や中国向けの販売が総じて振るわず、減収となった。 建材関連の売上高は前年同期比0.7%増の71.11億円、セグメント利益はアルミ地金価格の低下による原価低減などもあり、同188.1%増の3.86億円となった。主な取扱製品は、ビル・住宅用アルミ建材や内装建材用プラスチック押出製品などだが、住宅着工戸数は減少傾向にあるものの、主力の手摺、笠木等の販売が堅調に推移した。 エンジニアリングの売上高は前年同期比4.0%減の32.41億円、追加工事などのコスト減少により、セグメント利益は同414.3%増の1.44億円となった。事業の主な内容は、鉄鋼・化学・環境分野の産業プラントの設計・施工などだが、国内向け工事案件の完工が減少し、減収となった。 2020年3月期通期については、売上高が前期比3.4%減の470.00億円、営業利益が同5.6%減の25.00億円、経常利益が同11.8%減の27.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.8%減の17.50億円とする2019年10月29日に修正した業績予想を据え置いている。 《SF》
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時価総額 16,500百万円
機能化学品や機能樹脂、電子材料の電子・機能製品と、フィルムやステッカー、再帰反射シートのフィルム・シート製品が柱。建材や産業プラントも手がける。今期3Q累計は半導体や電子部品向け製品、建材関連が足踏み。 記:2024/04/13