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アンジェス---19年12月期減収なるも、引き続き研究開発活動は推進

2020/2/6 12:43 FISCO
*12:43JST アンジェス---19年12月期減収なるも、引き続き研究開発活動は推進 アンジェス<4563>は3日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比46.4%減の3.26億円、営業損失が32.70億円(前期は30.65億円の損失)、経常損失が32.93億円(同30.96億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が37.50億円(同29.96億円の損失)となった。 提携企業からの契約一時金及びマイルストーンを研究開発事業収益に計上しており、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売収入について、商品売上高に計上している。当年度よりHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)筋注用4mg(以下「コラテジェン(R)」)」の販売を開始し、製品売上高に計上している。当年度においては、商品売上高が前期比55.6%減の1.70億円、製品売上高が0.04億円(前期比0.04億円の増収)、研究開発事業収益が同32.9%減の1.52億円となっている。HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)」の販売開始により、製品売上高及びマイルストーン収入が計上されている。なお、第2四半期累計期間をもって、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売は終了した。 当年度における事業費用は、前期比2.1%減の35.96億円となった。売上原価は、同53.7%減の0.87億円となった。これは、ムコ多糖症VI型治療薬「ナグラザイム(R)」の販売が終了したことによる。 研究開発費は前期比12.8%減の22.15億円となった。原材料の評価替及び廃棄が減少したことに伴い、研究用材料費が1.95億円減少している。主に海外提携先との共同開発費用の減少等により、外注費が1.08億円減少している。提携戦略により財務リスクの低減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていく予定としている。 販売費及び一般管理費は前期比36.6%増の12.94億円となった。主にHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)」の販売に向けた費用の発生及び新規事業へのコンサルタント契約に伴い、支払手数料が1.41億円増加している。ストック・オプションの付与により株式報酬が0.70億円増加し、法人事業税の資本割額が増加したことより、租税公課が0.45億円増加している。この結果、営業損失は前期より2.04億円拡大した。 2020年12月通期の連結績予想については、HGF遺伝子治療用製品の海外導出などの事業提携の可能性や新規シーズの導入の可能性など、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとして、通期の業績予想は開示を見合わせている。合理的な算出が可能になり次第速やかに開示するとしている。 《ST》
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大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06