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イルグルム Research Memo(6):オプトより、広告効果測定ツール「ADPLAN」を提供する事業を譲受

2019/12/12 15:16 FISCO
*15:16JST イルグルム Research Memo(6):オプトより、広告効果測定ツール「ADPLAN」を提供する事業を譲受 ■中長期の成長戦略 1. オプトより、広告効果測定ツール「ADPLAN」を提供する事業を譲受する基本合意を締結 イルグルム<3690>は2019年11月に、(株)オプトより広告効果測定ツール「ADPLAN」を提供する事業を譲受する基本合意を締結した。オプトの「ADPLAN」は同社「アドエビス」の競合サービスの1つ。この事業を譲り受けることにより、広告効果測定領域における市場競争力を強化し、マーケティングプPF事業をさらに成長させることを狙う。譲受する事業の2018年12月期の売上高は286 百万円。2020年9月期の売上高目標30億円達成にも大きく前進した。なお、事業譲受日は2020年1月を予定する。 2. ユーザーのプライバシーに配慮した新計測方法をリリース 欧米を中心にネット上でのプライバシーの保護は強化の方向にある。最近では、Webを閲覧した際に作成されるコードである「Cookie(クッキー)」も個人情報とみなされ、そのトラッキング(追跡)を制限する動きになっている。この状況の中、同社はアドエビスにおいて高精度な計測を行いながらプライバシーにも配慮した新しい計測方法「CNAME(シーネーム)トラッキング」を開発した。この新機能は、広告主が承認したドメインにおいてのみ計測が可能で、ユーザーの行動履歴が不本意に第三者へ渡ることがなく、より多くのブラウザで使用が許可されている。プライバシーの配慮と正確な計測を両立するプラットフォームの開発・提供ができる企業は限られるため、規制強化のトレンドは同社のようなトップ企業には有利に働くと考えられる。 ■株主還元策 2020年9月期の配当予想は未定 同社は株主還元策として2017年9月期まで配当を実施してきた。一方、2018年9月期は先行投資期間として、経営成績及び財政状態を勘案し無配となった。2020年9月期の配当に関しては、現時点では業績に与える未確定な要素が多いため、期末配当予想額は未定である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《YM》
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時価総額 3,568百万円
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」などのマーケティングDX支援事業、ECサイト構築の「EC-CUBE」などのコマース支援事業を展開。マーケティングプロセス領域における新サービスなどで成長目指す。 記:2024/06/07