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カーバイド Research Memo(5):2020年3月期は前期比4.8%増収、同1.9%営業増益の予想

2019/8/5 15:35 FISCO
*15:35JST カーバイド Research Memo(5):2020年3月期は前期比4.8%増収、同1.9%営業増益の予想 ■今後の見通し 1. 2020年3月期の業績見通し 日本カーバイド工業<4064>の2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高51,000百万円(前期比4.8%増)、営業利益2,700百万円(同1.9%増)、経常利益2,950百万円(同5.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,000百万円(同11.1%増)と増収経常減益の見通し。 同社は新たに中期経営計画「NCI-2021」を策定し、2022年3月期にコア事業の売上高420億円(全体では570億円)、営業利益45億円を目指すとしている。2020年3月期は、中期経営計画初年度ということもあり設備投資4,500百万円(前期比2,687百万円増、2.5倍)を計画するなど先行投資負担増も影響し、利益の伸びが抑えられる見通しだ。 なお、米中貿易摩擦、半導体やスマートフォンなどの低迷などを受け、上期は1.1%増収ながら営業利益は34.0%減益を見込み、新製品寄与などの効果が下期に発揮されるとの前提となっている。現状、米中貿易摩擦の不透明感が増しており、上期については会社想定以上に低迷の可能性があるため、通期業績達成には一段の努力が必要になるとみられる。 2. 2020年3月期のセグメント収益予想 同社は2019年5月末に開示した決算説明会資料において、2020年3月期のセグメント別連結調整前売上高、営業利益予想を開示している。この中でセグメント利益予想が従来の経常利益から営業利益に変更されており、伸び率の前期比較ができないものの、方向性を矢印にて開示している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘) 《YM》
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電子・機能製品、フィルム・シート製品が柱の総合化学メーカー。1935年設立。半導体フォトレジスト用添加剤、ナンバープレート用反射シートなどで世界トップシェア。戦略市場分野の新製品比率の向上などに取り組む。 記:2024/10/08