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安田倉庫 Research Memo(2):好立地の拠点を中心に全国ネットワークを構築

2019/8/5 15:02 FISCO
*15:02JST 安田倉庫 Research Memo(2):好立地の拠点を中心に全国ネットワークを構築 ■会社概要 1. 会社概要 安田倉庫<9324>は旧安田財閥系の総合物流企業で、保管、流通加工、輸配送など総合物流サービスを主力事業としている。首都圏の好立地にある拠点網を中心に、北海道、関西、九州と全国ネットワークを有する。物流サービスをワンストップで提供するほか、メディカルやIT機器キッティングなど顧客や商品特性にカスタマイズした、特徴的なソリューションサービスも提供している。中国やベトナム、インドネシアなどアジアとのネットワークもあり、陸・海・空の輸送手段を一元的にコーディネートする国際複合一貫輸送サービスも手掛けている。不動産事業では、東京や横浜の好立地でオフィスビルなどの賃貸サービスなどを行っている。 2019年12月に創立100周年を迎える 2. 沿革 後に衆議院議員となる守屋此助による横浜子安村(現守屋町)の埋め立て事業に対し、安田財閥総帥の安田善次郎(やすだぜんじろう)が安田保善社を通じて資金を援助、1919年12月20日創立された興亜起業株式会社が同社の起源である。1924年に横浜市(現守屋町営業所)で普通倉庫業を開業、1932年東京市芝区に東京営業所(現芝浦営業所)を開設、1942年には社名を安田倉庫株式会社と改称した。その後、東京と横浜を中心に全国に拠点を展開、1999年には東京証券取引所第2部に上場、2000年には中国に現地法人を設立した。2005年に東京証券取引所第1部に上場、物流品質の向上と海外展開を加速している。2013年から2014年にかけて一部ソリューションサービスを進化、成長ドライバーと期待されるメディカルやIT機器キッティングをジャンルとして確立した。2019年12月に創立100周年を迎えることから、「長期ビジョン2030」と中期経営計画「YASDA Next 100」を策定し、現在、次なる100年の成長へ向けた事業体制の構築と更なる成長を目指しているところである。 首都圏を核に全国そしてアジアへ展開 3. 内外ネットワーク 同社は、同社及び、倉庫作業請負業の(株)ヤスダワークスや陸運業の安田運輸(株)、国際貨物取扱業の芙蓉エアカーゴ(株)、中国で倉庫業を営む安田物流(上海)有限公司など子会社12社で構成され、物流事業及び不動産事業並びにこれらに関連する業務を、グループ一体となって展開している。首都圏には京浜エリアの好立地を中心に本社ほか19拠点、ほかに北海道3拠点、関西圏3拠点、九州1拠点というネットワークになっている。海外にも中国11拠点、ベトナム4拠点、インドネシア2拠点を有し、首都圏中心に日本全国と中国ASEANの主要地域をカバーする物流ネットワークを構築している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YM》
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首都圏地盤の倉庫準大手。医療機器・IT物流に強み。24.3期3Q累計は新規取引開始などで倉庫堅調。不動産賃貸も既存施設が安定稼働。だがM&Aに伴う販管費増が利益の重石に。今年3月に愛知県の運送会社を買収。 記:2024/04/12