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GセブンHD Research Memo(6):新規出店の拡大により2020年3月期は2ケタ増収を見込む

2019/5/31 15:06 FISCO
*15:06JST GセブンHD Research Memo(6):新規出店の拡大により2020年3月期は2ケタ増収を見込む ■今後の見通し 1. 2020年3月期の業績見通し G-7ホールディングス<7508>の2020年3月期の連結業績は、売上高で前期比14.3%増の140,000百万円、営業利益で同5.6%増の5,300百万円、経常利益で同9.6%増の5,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同10.2%増の3,350百万円を見込む。2020年3月期は国内で35店舗の出店を計画しており、店舗数の拡大によって2ケタ増収となるが、出店費用や立ち上げに伴う人件費増などにより利益率は低下する。前期と同様に出店が進まず、売上高が計画を下回るリスクはあるものの、利益面では不採算店舗の削減や店舗当たりの在庫コントロール、経費コントロール、粗利益率アップ、従業員1人当たり生産性向上に取り組むことで、会社計画を着実にクリアしていく方針となっている。 店舗別の出店計画を見ると、「業務スーパー」「テラバヤシ」で各11店舗、「いきなり!ステーキ」5店舗、「めぐみの郷」3店舗、「オートバックス」「カーブス」で各2店舗、「バイクワールド」1店舗となっている。このうち、「業務スーパー」は6月に3店舗(関東2店舗、九州1店舗)出店が決まっており、「テラバヤシ」は4月に1店舗出店(福島県)、6月に1店舗出店が確定、「オートバックス」は1店舗、「めぐみの郷」は3店舗の出店が確定している。出店拡大に対応するため人材採用も積極的に行っており、グループの新卒社員数は115名と前年比で24名増加した。中途採用についても100人程度を予定している。 すべての事業セグメントで増収増益となる見通し 2. 事業セグメント別見通し (1) オートバックス・車関連事業 オートバックス・車関連事業のうち、主力のG-7・オート・サービスは売上高で前期比9%増の353億円と6期ぶりに過去最高を更新する見通し。SNSを活用した集客施策(新商品情報やバーゲンセール情報の配信、車検サービスの予約状況確認等)や、売り場の再構築による商品回転率の向上、付加価値の高い消耗品及びサービス(車検、鈑金・塗装)の拡販などに注力していくことで、不採算店舗の削減を進めて収益拡大を図る。また、新たな取り組みとして自動車販売店でカーシェアリングサービスの導入も検討しているようだ。 「バイクワールド」は引き続き収益性を重視した店舗運営に取り組み、黒字の定着を図っていくほか、新たに1店舗の出店を計画している。海外ではマレーシア4店舗のうち、黒字化した「バイクワールド」に続いて、「オートバックス」1店舗の黒字化を目指す。G-7.Crown Tradingは輸出先を東南アジアだけでなくアフリカや米国などにも広げており、売上高で前期比2倍の50億円を目標としている。利益率は1〜2%と低いものの取扱台数の拡大により収益を拡大していく。 (2) 業務スーパー・こだわり食品事業 業務スーパー・こだわり食品事業のうち、「業務スーパー」を展開するG-7スーパーマートの売上高は前期比12%増と2ケタ増収を見込んでいる。前述したように11店舗の新規出店を計画しており、既存店の増収に新店効果が加わる格好となる。従来は居抜き物件を対象に出店を進めてきたが、2020年3月期は新築での出店も計画している。新規出店の状況にもよるが、計画どおりの出店が進めば関連費用の増加により利益率は若干低下することになる。2019年は10月に消費増税が予定されており、良質な商品をベストプライスで提供する「業務スーパー」の強みがより発揮される年になると弊社では見ており、2020年3月期も増収増益が続くものと予想される。 G-7ミートテラバヤシについても、「業務スーパー」との同時出店を含めて11店舗の出店を計画しており、新店効果により2ケタ増収が見込まれる。また、G7ジャパンフードサービスについても、こだわり食品事業を中心に堅調な収益成長が見込まれる。 (3) その他事業 その他事業に関しても増収増益となる見通し。「めぐみの郷」は「業務スーパー」との同時出店も含めて新たに3店舗の出店を計画している。委託販売方式に切り替えたため廃棄ロスのリスクもなく、安定した収益が見込まれる。また、飲食店事業については「いきなり!ステーキ」を5店舗出店する計画となっている。2018年以降、出店過多で勢いにかげりが見え始めているが、商圏の状況も見ながら収益化が見込めるエリアで出店を進めていくことになる。そのほか、女性専用健康体操教室「カーブス」を2店舗出店する計画となっている。スイーツ事業やリユース事業については出退店の計画はなく、店舗当たりの収益改善に取り組む1年となる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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食料品店「業務スーパー」やカー用品店「オートバックス」の有力FC。精肉事業やミニスーパー事業「リコス」等も展開。車関連事業では円安効果で海外向け中古車販売が伸びる。26.3期売上高2500億円目標。 記:2024/06/04