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今週のマーケット展望「FRBの利下げ観測を巡る波乱に注意」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)
2019/5/20 9:59
FISCO
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*09:59JST 今週のマーケット展望「FRBの利下げ観測を巡る波乱に注意」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ) こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。本日の日経平均は続伸でスタートしました。今週は、本日発表される1~3月期のGDP、FOMC議事要旨などが注目されます。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、5月20日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。 まず広木さんは、『市場を取り巻くセンチメントは暗いが、例によってメディアの過剰報道に誘導されている感が強い』として、『例えば先週土曜日の日経新聞は「上場企業2期連続減益へ」と報じたが、金融を含む全産業では微増益である。日経平均やTOPIXの今期予想PERは前期実績より低い。つまり指数ベースでは今期増益予想になっているということだ』と分析しています。 加えて、『武田のシャイアー買収による赤字や東芝メモリー売却益とソニーの最高益の反動など個別の特殊要因が全体にも大きく影響している面もある』と指摘。今期の業績については、『ざっくり微増益というのが期初の今時点のコンセンサスだろう』と考察しています。 続けて、20日に発表される1~3月期のGDP(国内総生産)1次速報について言及し、『コンセンサスは前期比年率0.2%減とマイナス成長が予想されている。その通りの結果となっても過去のことであり、市場で悪材料視はされないだろう。それより24日の政府の月例経済報告が景気判断を変えるかどうか注目される』と示唆しています。 海外で注目されるのは、『FOMC議事要旨』とし、『市場が利下げを織り込みにいっているだけに、FRB内で利下げの議論が醸成されていないことが議事要旨で分かった場合、米国市場は落胆=下落で反応するだろう』と考察。また、『20日にパウエルFRB議長がアトランタ連銀の会合で講演し、22日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の講演も予定されている』と伝えており、『今週はFRBの利下げ観測を巡る楽観や失望でNY株の値動きが荒くなることに警戒が必要だ』と警告しています。 最後に、今週のレンジについて『2万0800円~2万1700円とする』とまとめています。 参考にしてみてくださいね。 高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。 フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ 《HH》
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