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サイオス Research Memo(7):サブスクリプションビジネスモデルへの移行を進め、収益の安定性向上に取り組む

2019/4/1 15:27 FISCO
*15:27JST サイオス Research Memo(7):サブスクリプションビジネスモデルへの移行を進め、収益の安定性向上に取り組む ■今後の見通し 2. 中期経営計画について サイオス<3744>は3ヶ年の中期経営計画で、継続的なキャッシュフローを創出していくため、EBITDA及びROICを経営指標として定めた。キャッシュフローは、同社グループの成長のための源泉である「人材」「研究開発」「イノベーションを生み出す企業カルチャー」への投資、及び株主、ステークホルダーへの還元の原資とし、これらの活動を通じて、「イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献する」という経営基本方針の実現を目指して行く考えだ。経営指標とするEBITDAとROICを向上するために、新製品・サービスへの投資や既存事業の強化、M&A等も活用しながら、売上高及び売上総利益の伸長と販管費の最適化を図り、同時に有利子負債の圧縮を進めていく方針となっている。 研究開発への投資については2020年12月期以降も積極的に進めていきたい考えで、注力分野としてはAI、クラウドサービス、Fintechの3分野を中心に進めていく。また、人材への投資ではテレワークの拡充や社内報奨制度を導入するなどして、社員のモチベーションを高めている。「イノベーションを生み出す企業カルチャーへの投資」では社会貢献活動のほか、新たな取り組みとしてサイオステクノロジーでオーガニック商品のeコマース「ORGANIC STORY」を2018年12月よりオープンしている。国産のオーガニック及び、それに準ずる商品の流通を促進するとともに、豊富な関連情報を通してオーガニック商品に関する理解と認知度を高めていくことを目的としている。 なお、2021年12月期における経営指標としてはEBITDAで550百万円(2018年12月期375百万円)、ROICで15.0%(同8.7%)を目標として掲げている。事業の基盤を固める3年間と位置付け、投資を行いながら収益力の強化を図っていく方針だ。ROICは実際に投じた資金に対するリターンを示す指標となる。ROEは有利子負債を積み増して利益を拡大すれば水準は上昇するが、逆に財務リスクも上昇する恐れがある。同社は財務体質の改善も図りながら収益拡大と収益性向上を進めていくことを目指し、ROICを経営指標として採用した。また、収益の安定性向上を図るため、売切り型のビジネスモデルからサブスクリプションビジネスモデルへの移行を更に進めていく方針となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」等を手掛けるオープンシステム基盤事業、システム開発・構築支援等を行うアプリケーション事業を展開。SaaS・サブスク事業の拡大、新規事業領域の取組みを強化。 記:2024/06/24