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電算システム Research Memo(4):システムや機器の刷新によって前期比減益となるも、計画比では上振れ

2019/3/4 15:34 FISCO
*15:34JST 電算システム Research Memo(4):システムや機器の刷新によって前期比減益となるも、計画比では上振れ ■電算システム<3630>の業績動向 3. 収納代行サービスセグメントの動向 (1) 決済サービス 決済サービスの売上高は前期比5.0%増の16,554百万円で着地した。期初計画に対しては2.4%下回った。サービス別内訳では、主力の払込票決済サービスの売上高は前期比4.4%増の14,577百万円となったものの、期初計画に対してはやはり未達だった。ペーパーレス決済サービス(クレジットカード決済サービス)は1,335百万円で前期比、計画比ともに2ケタの増収となった。 2018年12月期の決済サービスの処理件数は210,165千件(前期比6.0%増)と初めて2億件の大台を超えた。EC市場は順調に拡大が続くなか、払込票による決済サービスには根強い需要があり、市場拡大と軌を一にした成長が続いている。同社は払込票による決済の利便性を一段と高めるべく、2018年12月期はスマートフォンアプリを活用した払込票決済サービス関連の新サービスを複数開始した(詳細は後述)。 同社はまた、処理件数の増加への対応と、作業の効率アップを目的に、2018年12月期において基盤移行に取り組んだ。建物になぞらえれば、タテヨコに増築を重ねて複雑な構造になっていた建物を建て直し、構造を強化すると同時に動線も効率化したイメージだ。2018年12月期は基盤移行にかかる費用の増加もあって収納代行サービスセグメントの営業利益率が3.6%に低下したが、2019年12月期からは基盤移行の効果によって利益率が改善することを計画している。 (2) 決済イノベーション 決済イノベーションの売上高は606百万円となった。前期比では7.1%の増収となったが期初計画比では計画を5.6%下回った。 決済イノベーションの中の送金サービスでは、国際送金では登録者数が7万人を突破し、送金件数、送金額とも順調に拡大した。しかし国内送金サービスにおいて好採算の契約がなくなり、前期比減収となった。 収納代行窓口サービスは売上高が317百万円(前期比24.5%増)と大幅に伸長した。これは、2018年2月にウエルシアホールディングス<3141>との間で、傘下のドラッグストア全店舗(原則)に収納代行窓口サービス『Biz@gent』を導入することで合意したことが寄与したとみられる。これによって753店舗が追加され、収納代行窓口サービス『Biz@gent』の取扱店舗数は2018年12月末時点で3,504店舗に達した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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