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ソルクシーズ Research Memo(3):2018年12月期は不採算プロジェクトの追加費用計上が響き大幅減益に
2019/2/25 8:13
FISCO
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*08:13JST ソルクシーズ Research Memo(3):2018年12月期は不採算プロジェクトの追加費用計上が響き大幅減益に ■業績動向 1. 2018年12月期の業績概要 ソルクシーズ<
4284
>の2018年12月期の連結業績は、売上高が前期比5.5%減の13,228百万円、営業利益が同87.3%減の63百万円、経常利益が同88.5%減の78百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同64.2%減の147百万円となった。売上高は主力のソフトウェア開発事業が金融業界向けの減少により前期比6.9%減収となり、6期ぶりの減収となった。 損益面では一部のグループ子会社が好調だったものの、本体で手掛けていた金融業界向け特定案件が不採算プロジェクトとなったことが響き、売上総利益で前期比11.8%減の2,194百万円となった。また、販管費は要員確保のための採用費増やストック型ビジネス拡大のための広告宣伝費増、エクスモーションの株式上場に伴う関連費用増等により同7.2%増の2,131百万円となった。営業利益は2017年12月期に続いて不採算プロジェクトの発生を理由に減益を強いられたことになる。 営業外収支では、投資事業組合運用益が前期の142百万円から2百万円に減少した。また、特別損失としてクラウドサービス関連のソフトウェア資産に関する減損損失等467百万円を計上した一方で、エーアイやエクスモーションの株式上場に伴う投資有価証券売却益728百万円を特別利益として計上した。 会社計画比で見ると売上高は2.7%下回った。不採算プロジェクトの収束を優先するため、期の前半まで受注活動を手控えていたことが影響した。また、営業利益については不採算プロジェクトに関する追加費用314百万円を計上したことや、外注費の増加等が下振れ要因となっている。なお、同プロジェクトについては既に検収を終え稼働しており、2019年以降の業績に影響はない。 ソフトウェア開発事業は金融業界向けの一段落により6期ぶりの減収に 2. 事業セグメント別動向 (1) ソフトウェア開発事業 ソフトウェア開発事業の業績は、売上高が前期比6.9%減の12,746百万円、営業利益が同84.9%減の74百万円と減収減益となった。売上高は、ソリューション売上※がECサイト構築案件の増加等により前期比12.3%増の1,550百万円となったものの、金融業界向け大型案件の一巡によりSI/受託開発が同9.1%減の11,196百万円となったことが響き、6期ぶりの減収に転じた。また、営業利益は外注費の増加や前述した不採算プロジェクトの追加費用計上等により2期連続の減益となった。 ※同社のソリューション部(機器販売除く)、クラウドサービス事業部、IoT事業推進室の売上、及び子会社のノイマンの売上。 単独ベースの業績を見ると売上高は前期比11.2%減の9,325百万円となり、営業損失は不採算プロジェクトの追加費用計上もあって278百万円(前期は128百万円の営業利益)となった。売上高を業種別で見ると、金融業界向けが前期比20.1%減の5,874百万円と減収に転じた。主力のクレジット業界向けが大型案件の一巡もあって、同17.0%減となったほか、証券や銀行、生・損保、その他金融向けなどすべての業界で減収となった。また、不採算プロジェクトの影響により粗利益率についても、前期の15.3%から10.4%と急低下した。 一方、金融業界以外の売上高は前期比13.8%増の3,287百万円となり5期連続の増収となった。通信業や流通業向け等が減少したものの、官公庁向けが前期比130.9%増、製造業向けが同240.1%増と大幅増となったことが増収要因となった。また、粗利益率についても選別受注や既存案件の単価見直しに取り組んだこと等により前期の22.6%から24.1%と上昇した。 主要子会社の収益動向を見ると、8社中3社が増収増益(前期は5社)となり、5社が減益となった。特に好調だったのはエクスモーションで、前期に引き続き自動運転やADAS(先進運転支援システム)、EV関連の組込みソフトウェア開発支援案件の需要が旺盛で、売上高は前期比20.2%増の834百万円、営業利益は同16.4%増の145百万円となった。また、エフ・エフ・ソルが銀行向けの受注件数増加により増収増益に転じたほか、コアネクストが証券バイサイド向けの受注堅調により、連続増収増益となった。 一方、システム開発(上流工程)のコンサルティングを行う(株)インフィニットコンサルティングは、コンサルタント要員の減少により減収減益が続いた。アスウェアはICTインフラ構築需要が堅調だったものの、期ずれ案件の発生により増収減益に、(株)tecoはインターネット広告運用の高収益案件の減少が響き減収減益となった。また、ソリューションサービスを展開するノイマンは、自動車教習所向け情報システムのリプレース需要が端境期に当たったこと、イー・アイ・ソルは前期に比べて受注案件が小型化したことが影響して、それぞれ減収減益となった。 また、営業利益の計画比で見るとエクスモーション、イー・アイ・ソル、アスウェア、コアネクストの4社が計画を上回った一方で、エフ・エフ・ソル、インフィニットコンサルティング、teco、ノイマンの4社が計画を下回った。 (2) デジタルサイネージ事業 デジタルサイネージ事業の業績は、売上高が前期比56.5%増の481百万円、営業損失が13百万円(前期は3百万円の利益)と3期ぶりの損失計上となった。売上高は東北エリアにおける学校やスタジアムへのAVシステム並びにLED照明機器の設置工事案件が増加したことで4期ぶりの増収となったものの、外注工事費の増加が収益悪化要因となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《RF》
関連銘柄 1件
4284 東証スタンダード
ソルクシーズ
306
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+7(2.34%)
時価総額 8,207百万円
クレジット、証券など金融向けに強みを持つソフトウェア開発会社。ソリューション事業、コンサルティング事業も手掛ける。SBIHDが筆頭株主。富士通などが主要取引先。航空宇宙・防衛分野の取り組みを強化。 記:2024/08/13
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