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堀田丸正 Research Memo(3):意匠撚糸事業が収益の柱

2018/12/20 15:03 FISCO
*15:03JST 堀田丸正 Research Memo(3):意匠撚糸事業が収益の柱 ■事業概要 1. 意匠撚糸事業 意匠撚糸とは、糸の表面に色や形状の加工をし、特徴のある表情や風合い、装飾効果を持たせた糸素材であり、撚糸技術は、アパレル等の繊維製品の質感、肌触り、デザイン、耐久性などの品質・付加価値を左右する重要な要素技術である。同事業では、意匠撚糸の仕入・卸売事業、横ニットに特化したOEM事業を行なっており、堀田丸正<8105>及び子会社の堀田(上海)貿易有限公司が製造・販売している。 同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高の30.3%を占め、最大の利益を稼ぐ同社の中心事業である。2019年3月期第2四半期累計では、コア事業の撚糸事業は順調であったが、国内アパレルからのニット製造依頼を受けるOEM事業の受注減により、売上高・営業利益ともに前年同期を下回った。 2. 和装事業 同事業では、呉服・宝飾・雑貨・和装小物を取り扱っている。同社が企画及び販売するほか、子会社の吉利が卸売販売し、2019年3月期第2四半期累計で売上高の23.3%を占める。いまだに売上高減少に歯止めがかかっていないが、前期来の構造改革効果により黒字転換を果たした。 3. 寝装事業 同事業では、寝装品及び葬祭関連ギフトの仕入・卸販売を、同社が企画及び卸売販売しており、2019年3月期第2四半期累計で売上高の8.4%を占める。売上高はやや減少しているが、ギフトがけん引して、営業利益はおおむね過去3期の水準を維持している。 4. 洋装事業 同事業では、婦人服及びブラウス、ニット等の婦人用品と子供・ベビー用品等、洋装全般にわたり、自社商品及びNB(ナショナルブランド:製造するメーカーによるブランド)商品の仕入・卸売販売している。同事業は2019年3月期第2四半期累計で売上高では38.0%を占める最大の部門であるが、営業損失を計上している。婦人服老舗メーカーである馬里邑事業部で、第1四半期に実施した在庫圧縮施策に伴う、売上高減少及び粗利率低下が響いた。同社にとっては、洋装事業の立て直しが喫緊の課題である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《MH》
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RIZAPグループ傘下の老舗繊維商社。1861年に呉服問屋として創業。意匠撚糸等のマテリアル事業、婦人服等の卸売などを行うファッション事業が柱。ODM、OEMの企画開発を強化。取引社数の拡大等に取り組む。 記:2024/07/04