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カンロ Research Memo(2):100年を超える老舗が常に付加価値の高い製品を開発してきた

2018/11/5 15:12 FISCO
*15:12JST カンロ Research Memo(2):100年を超える老舗が常に付加価値の高い製品を開発してきた ■会社概要 1. 沿革 カンロ<2216>は1912年に創業した、100年を超える社歴を誇る老舗キャンディメーカーである。1950年に株式会社化、1955年には「カンロ飴」が大ヒット、1960年にヒットにちなんで社名をカンロ株式会社に改称した。1962年に東京証券取引所第2部に株式上場して生産力を増強、1980年代はのど飴、1990年代はグミやノンシュガー飴、近年も「ピュレグミ」や「金のミルク」など、時代ごとに新しく付加価値の高い製品を世に送り出している。現在、全国に3工場、1研究所、12営業拠点を擁する、キャンディ業界屈指の大手専業メーカーである。 新CIを導入、糖を科学する技術を基盤に糖の可能性を提供 2. 長期ビジョン キャンディメーカーとしての同社の認知度は相応に高いと思われる。そのような同社が、2017年に40年ぶりに長期ビジョンを策定し、新CIを導入した。40年前に比べると日本は格段に豊かになり、菓子は消費者ニーズの多様化とともに種類が増え、ヒット商品やロングセラー商品が簡単に生まれない時代となった。加えてダイエットブームなどに見られる健康に対する意識の向上や、人口減少・少子高齢化など、キャンディを取り巻く環境は非常に厳しくなってきた。こうした事業環境の変化に対して、自らの価値(強み)を再認識し、その価値を基盤に未来のビジョンに向かうため、同社は新CIを導入したのである。同社は、糖に対する理解ある環境をつくり、素材や機能性にこだわったキャンディ作りを通じて、糖の持つ可能性を提供していこうと考えている。長期ビジョンの実現に向けた事業戦略を定めた。 2018年2月に同社は本社オフィスを中野区から新宿区へと移転した。従来の多層階で分断されがちなオフィスから、ワンフロアでオープンなオフィスへと移動することで、社員の健康と生産性の向上を両立する考えである。新本社はIT環境を充実させ、仕切りのない執務エリアにフリーアドレスを導入している。また、コーポレートカラーを基調としたエントランスや、代表的な商品をイメージした会議室、至るところにあるちょっとしたミーティングのためのテーブルや可動式モニターなど、働き方改革にもつながる先進的なコンセプトで設計されており、新CIに沿ったオフィスとなっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《HN》
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時価総額 53,912百万円
老舗菓子メーカー。1912年創業。国内飴市場でトップシェア。グミ市場でシェア2位。カンロ飴、金のミルク、ピュレグミ、カンデミーナ等が主力ブランド。三菱商事が筆頭株主。ピュレリングソーダをリニューアル発売。 記:2024/04/30