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ナガイレーベ Research Memo(1):2018年8月期の営業利益は過去最高を更新

2018/10/29 15:11 FISCO
*15:11JST ナガイレーベ Research Memo(1):2018年8月期の営業利益は過去最高を更新 ■要約 ナガイレーベン<7447>は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーであり、高い利益率と堅固な財務内容を誇っている。 1. 2018年8月期(実績) 発表された2018年8月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%増の17,144百万円、営業利益が同0.4%増の5,264百万円、経常利益が同0.0%減の5,338百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.1%増の3,675百万円となった。2018年4月からの医療報酬と介護報酬の同時改定の影響により第3四半期に市場全体が若干混乱し、売上高は伸び悩んだ。原価面では、円安進行や加工賃のアップなどにより売上総利益率は前期比で0.5ポイント低下したが、販管費の減少により営業利益は前期比で増益を確保し、わずかではあるが過去最高を更新した。 2. 2019年8月期(予想) 2019年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.7%増の17,600百万円、営業利益が同0.4%減の5,242百万円、経常利益が同0.6%減の5,304百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%減の3,650百万円が見込まれている。前年からずれ込んだ案件等を確実に取り込むことで増収を確保する計画だが、新工場新設に伴う減価償却費の増加や不動産取得税などにより売上総利益率は若干低下する見込み。加えて、役員退職慰労金制度の廃止に伴う功労金の見込み額81百万円を販管費に計上する予定であることから、営業利益は減益の予想となっている。 3. 中期経営計画目標 同社は2018年8月期の実績を踏まえて、それまでの計画をロールオーバーして2021年8月期に売上高18,600百万円、営業利益5,600百万円とする新しい中期経営目標を発表した。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。また同社は株主還元にも前向きである。配当性向50%以上(単体ベース)を公約しており、2019年8月期の年間配当は60円を予定しているが、業績次第では増配の可能性もありそうだ。自己株式の取得も機動的に行うと宣言しており、株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。 ■Key Points ・2018年8月期の営業利益は前期比0.4%増。わずかだが過去最高を更新 ・中期経営計画の目標は2021年8月期に営業利益56億円 ・年間配当は60円を計画、自己株式の取得も含めて株主還元には積極的 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》
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看護師や医師、患者向け等の医療白衣専業メーカー。1915年創業。医療白衣のコア市場で国内シェア6割超。看護師向け製品の売上比率が高い。ハイエンド商品等を積極投入。中計では26.8期営業利益55億円目指す。 記:2024/04/29