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今週のマーケット展望「業績の堅調さを確認し、下値固め~反発へ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2018/10/22 10:01 FISCO
*10:01JST 今週のマーケット展望「業績の堅調さを確認し、下値固め~反発へ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由) こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。今週は、4-9月期、または1-9月期の決算発表が始まります。日本電産、キヤノン、日立などが決算発表を控えていますので、注目したいですね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、10月22日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。 まず広木さんは、今週の相場について『不安定な動きも今週で収束するだろう』として、『そもそも発端は米国株の金利対比のバリュエーション調整であり、貿易戦争の影響等で中国経済が減速するのは別にサプライズではない。そのほか、ドイツ地方選の与党大敗、イタリアの財政問題、英国のEU離脱交渉、サウジアラビアの記者殺害事件、すべてこれらは海外の要因で、日本株に直接影響しない』と伝えています。 加えて、『日本に多少関係があるのは、通商交渉での為替条項だが、これにしても本質的にはたいした問題ではない。事実、為替条項言及を材料に為替市場で円高が進んだかと言えばそんなことはない。為替はたいして円高に動いていないのに株価だけが過剰に反応した』と述べています。 続けて、今週の値動きについて『これまでの日本株の売られ方は、すべてセンチメントの悪化とそこに付け込んだ短期筋の売り崩しである。いい加減、今週は下値を固めて反発に向かうだろう』との見解を示しています。また、先週金曜日の日経平均については、『大幅安から下げ幅を縮小し、2万2500円の節目と200日移動平均をともに上回って終えた。チャート的には下ひげを引いた陽線で引けており、下げ止まり感が出ている』と分析しています。 次に、今週注目される決算発表について『今週はいよいよ4-9月期(または1-9月期)の決算発表が始まる。23日の日本電産を皮切りに、24日は花王、中外薬、25日のキヤノン、日立建機、26日の日立、信越化学などが注目される』と伝えています。 また、米国の第3四半期決算発表についても『今週は佳境を迎える』として、『キャタピラー、マクドナルド、3M、ユナイテッド・テクノロジーズ、ベライゾン・コミュニケーションズ、テキサス・インスツルメンツ、ボーイング、フォード・モーター、AT&T、ビザ、ゼネラル・エレクトリック(GE)、インテル、メルクなど主要企業の決算発表が目白押しだ。中でも25日はアルファベット、アマゾン、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、マイクロソフトといった主力IT企業の決算発表が重なる。このところのIT株主導の株安の流れを変えることができるか注目したい』と考察しています。 マクロの相場材料としては『週末の米国7-9月期GDP速報値が最大の注目である』と伝えており、『3%台に前期より減速する見込みだが、貿易戦争の影響が消費などに表われていないか確かめる必要がある』と示唆しています。 最後に、今週の予想レンジについて『2万2200円~2万3000円とする』とまとめています。 飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。 フィスコリサーチアナリスト 飯村真由 《HH》