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シノケンG Research Memo(4):不動産販売事業をコア事業に、M&Aを活用しながら周辺事業領域を拡大中(3)
2018/10/4 17:39
FISCO
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*17:39JST シノケンG Research Memo(4):不動産販売事業をコア事業に、M&Aを活用しながら周辺事業領域を拡大中(3) ■会社概要 (4) エネルギー事業 エネルギー事業ではLPガス及び電力の小売販売を行っており、そのほとんどはシノケングループ<
8909
>が販売したアパート、マンションの入居者に対するものとなる。担当する事業会社は(株)エスケーエナジー(福岡)、(株)エスケーエナジー名古屋、(株)エスケーエナジー東京、(株)エスケーエナジー仙台、(株)エスケーエナジー大阪の5社となり、各エリアで事業展開している。 2018年12月期第2四半期末の契約件数はLPガスが29,854件、電力が13,246件となっている。電力については2017年4月から販売を開始したため、まだ契約件数はLPガスと比較して少ない。同社が販売するアパートはLPガスを使用するため、今後もアパートの累積販売数に連動して契約件数も増加していくことになる。また、電力についてもLPガスとのセット販売によるコストメリットや、支払い手続きの簡素化などを訴求していくことで契約件数を伸ばしていく戦略となっている。 (5) 介護事業 介護事業は、2012年12月に(株)シノケンウェルネスを設立し新たに進出した事業で、2015年2月にはグループホーム施設運営及び介護サービスを展開する(株)フレンド、2016年1月には訪問介護を東京、福岡で展開する(株)アップルケアをそれぞれM&Aで取得し、(株)シノケンウェルネスの完全子会社としている。要介護度に応じて幅広いサービスをグループ内でワンストップ提供できることが特徴と言える。 介護事業の統括会社となっている(株)シノケンウェルネスでは、既存の賃貸マンションやアパートの空室をリニューアルし、24時間介護サービスの付いた高齢者向け賃貸住宅とする「寿らいふプラン」というサービスを展開している。有料老人ホームよりも料金が格段にリーズナブルで、生活の自由度も高く、同サービスは2013年度にビジネスモデルのグッドデザイン賞も受賞している。また、東京と福岡で3棟のサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)を所有、運営している。3棟合計で302戸(モデルルーム等含む)、入居率は2018年12月期第2四半期末時点で97.3%(実入居率)と高稼働率となっている。一方、(株)フレンドでは東京、大阪、福岡にてグループホーム7施設(うち2施設で小規模多機能型居宅介護)で合計144居室を主として所有し、運営を行っている。2018年12月期第2四半期末の入居率は97.2%(実入居率)とこちらも高稼働率となっている。 (6) その他の事業 その他の事業には海外事業のほか新規育成事業が含まれる。海外は中国、シンガポール、インドネシアの3ヶ国で展開しており、このうち中国とシンガポールは不動産賃貸・売買仲介事業、インドネシアについては(株)小川建設による建設関連事業のほか、2018年3月に連結子会社化した地場ゼネコンのPT Mustika Cipta Kharisma(以下、ムスティカ)が2018年12月期第1四半期から加わっている。ムスティカ社は3年前より(株)小川建設の現地駐在員事務所と技術アドバイザリー契約を締結し、建設技術及び工事品質の向上に取り組んできた会社で、その効果もあって高速道路工事や大規模発電所工事の受注を獲得するなどここ数年で着実に成長を続けている。今回、協業のシナジー効果を確認できたことや、インドネシアでの不動産開発事業を本格的に展開していくことから子会社化を決定した。売上規模としてはまだ年間数億円規模と小さいため、業績への影響は軽微と見られる。 新規育成事業としては、不動産ファンドの組成・運用事業を2018年より子会社の(株)シノケンアセットマネジメントで開始しており、その他にも民泊関連事業やIoT技術を活用したサービス(スマートロック等)が含まれる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SF》
関連銘柄 1件
8909 東証スタンダード
シノケングループ
1,596
12/21 15:00
±0(0%)
時価総額 58,062百万円
不動産会社。アパートやマンションの販売を主力に、不動産管理や売買仲介等のサービスの提供、ゼネコン、介護等の事業を行う。今期3Q累計はアパート販売が順調に推移した。不動産サービスやゼネコンも堅調だった。 記:2022/11/24
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