マーケット
11/15 15:15
38,642.91
+107.21
43,444.99
-305.87
暗号資産
FISCO BTC Index
11/18 7:46:17
13,814,439
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

ノムラシステム Research Memo(2):2018年12月期は増収増益基調を継続、今期も成長路線を堅持

2018/9/19 15:52 FISCO
*15:52JST ノムラシステム Research Memo(2):2018年12月期は増収増益基調を継続、今期も成長路線を堅持 ■業績動向 ノムラシステムコーポレーション<3940>の2018年12月期第2四半期累計(1月−6月)決算は、売上高が1,262百万円(前年比1.9%増)、営業利益191百万円(同8.6%減)、経常利益195百万円(同6.0%減)、四半期純利益124百万円(同16.0%減)と増収減益となった。 ただ、期初に公表した予想は売上高1,199百万円、営業利益が157百万円であり、期初予想比では売上高で5.2%増、営業利益で21.9%増と、それぞれ見込みを上回る達成率となっている。もともと、期初には保守的にみていたものの、既存顧客の案件規模拡大などにより計画を上回る結果となった。 前年同期との比較では、売上高原価率が前年の71.2%から72.8%に上昇。これが減益の要因となっている。恒常的な人手不足を背景に、パートナーを活用する案件は粗利の低下を招く。そのため、価格交渉がスムーズな直ユーザー案件の受注単価アップを図り、利益率の上昇を目指す考えだ。 さらに、利益率改善を図るために、プライム案件、準プライム案件の比重を高めていく。プライムとは、クライアントから直接受注し、全工程を同社のコンサルタントが担当することを指す。従来型のFIS(Function Implement Service)案件が、プライムベンダーから支援依頼を受け、手助けする形で部分的に対応することと比べて、売上総利益率に30ポイントほどの差が生じることになる。プライム案件の受注確保が業績向上のポイントだ。 かつては、おおむね、プライム・準プライムが2割、FISが8割ほどの割合だったのが、直近ではおよそ3対7となるなど、プライム・準プライムの上向きが数字上でも表れている。2018年12月期第2四半期の売上高に占めるプライムの割合は、28.9%と前年同期並みだった。 一方、2018年12月期通期の見通しは、売上高は2,590百万円(前期比2.2%増)、営業利益は418百万円(同2.6%増)、経常利益は418百万円(同3.2%増)、当期純利益は285(同4.5%減)と期初予想を修正していない。 同社は、中期的な目標値として、経常利益率15%以上で推移することを掲げているが、予想どおり推移した場合、経常利益率は、前期より若干の強含みとなる16.1%に達する見込み。目標値はクリアする見通しだ。 会社側によると、この数値は現状の受注状況から見積もったと言う。前期に比べて、増益率が鈍るものの、これについては、今後の案件でプライム案件が確保できた場合は、利益の上積みが想定できる。さらに、上期の業績進捗率が高いことから、現時点でこの予想は保守的な見通しと判断しても良さそうだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也) 《SF》
関連銘柄 1件
116
11/15 15:30
+1(0.87%)
時価総額 5,403百万円
独SAP社の統合基盤業務システムを軸とするシステム導入コンサルティングを手掛ける。人事ソリューションに強み。RPA・AIコンサル等も。コンサルタント数は順調増。大手製薬会社向けなど各プロジェクトは順調。 記:2024/06/24