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すららネット Research Memo(1):主力事業は学校や学習塾等に対するオンライン学習教材の提供

2018/9/6 15:01 FISCO
*15:01JST すららネット Research Memo(1):主力事業は学校や学習塾等に対するオンライン学習教材の提供 ■要約 すららネット<3998>の主力事業は、主に小学生・中学生・高校生を対象としている学習塾や学校に対して、オンライン学習教材「すらら」サービスを提供することである。「すらら」を導入する顧客に対して、「すらら」を活用した教育カリキュラムの提案や独立開業の各種支援、経営支援サービス等も行っている。また、近年では独立行政法人国際協力機構(JICA)からの採択を契機にスリランカ、インドネシア等の海外でも事業展開を開始している。 契約する学習塾や学校から毎月サービス利用料を徴収すると同時に、同社のシステムを利用する生徒一人ひとりに対してIDを発行し、毎月その利用料を徴収するのが基本的なビジネスモデルとなる。したがって契約学校数と発行ID数が増加すれば収益増となる。またクラウドでサービスを提供していることから、限界利益率は高い。 1. 2018年12月期第2四半期(実績):営業利益は大幅増益 2018年12月期第2四半期の業績は、売上高436百万円(前年同期比28.2%増)、営業利益88百万円(同57.1%増)、経常利益90百万円(同58.6%増)、四半期純利益61百万円(同57.8%増)となったが、重要な指標である契約学校数(2018年12月期第2四半期末)は866(前期末比149増)、ID数(同)は58,864(同7,886増)となり、これが順調に増加したことが増収・増益の主要因。築地本願寺と契約するなど、今までとは異なる領域にも事業基盤が広がりつつある。 2. 2018年12月期(予想):営業利益は30.0%増益の見込み 進行中の2018年12月期の業績は、売上高908百万円(前期比24.2%増)、営業利益156百万円(同30.0%増)、経常利益155百万円(同43.5%増)、当期純利益103百万円(同32.7%増)と予想されており、期初予想と変わっていない。主要指標が順調に増加していることから、達成は十分可能と思われる。 3. 中長期の見通し:国内でのシェアアップと海外展開で成長目指す 中長期の展望としては、国内市場でのシェアアップ(特に低学力生徒向けやローカル中堅大手の学習塾、学校等の大口顧客)を図る計画だが、最近では顧客基盤が大手学習塾、大手の学校法人、さらには社会問題の解決に寄与する教育機関以外の領域(放課後等デイサービス施設や寺院等)にも広がりつつある。また独自の教材や仕組みを生かした海外展開(特に発展途上国でのローカル顧客向け)も進んでおり安定した成長の可能性はありそうだ。 ■Key Points ・学校や学習塾等に対してクラウドでの学習教材・サービスの提供が主力事業 ・主要指標が増加していることから2018年12月期も増益の可能性が高い ・中長期では国内でのシェアアップと海外展開で成長を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《NB》
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学校向けICT教材「すらら」、公立小中学校向けサービス「すららドリル」の提供等を行う。海外向け算数・数学ICT教材等も手掛ける。ウィザスと業務提携。導入校数は2200校超。利用ID数は26万ID超。 記:2024/06/15