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コスモ・バイオ Research Memo(1):世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社

2018/8/21 16:51 FISCO
*16:51JST コスモ・バイオ Research Memo(1):世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社 ■要約 1. 世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社 コスモ・バイオ<3386>は、世界の大学・公的研究機関・検査機関・企業・病院などの研究室・検査室で使用される、ライフサイエンスに関する研究用試薬・機器・消耗品及び臨床検査薬を仕入れ、販売代理店経由で販売している。研究者と仕入先を結び、世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社である。 2. グローバルネットワークや業界最大級の品ぞろえが強み グローバルな仕入・販売ネットワークを構築し、最先端・高品質の製品や最新の技術情報で、ライフサイエンス研究者にサービスを提供している。グループ内のメーカー機能や、多様な顧客ニーズに応える業界最大級の品ぞろえなどを特徴としている。ライフサイエンス研究は非常に広範囲であり、自社ブランド製品を含めた圧倒的な品ぞろえで、多種多様な製品・技術情報・受託サービスをワンストップで提供できることが強みだ。 3. 収益は年度末に当たる第1四半期(1月-3月)の構成比が高い特性 収益は、エンドユーザーである大学・公的研究機関における公的研究費や企業の研究開発費の支出動向の影響を受けやすく、国の年度末及び多くの企業の決算期末に当たる第1四半期(1月−3月)の構成比が高い季節特性がある。また製品の大半が外貨建てで決済される輸入品のため、仕入原価は為替変動の影響を受けやすい。 4. 2018年12月期第2四半期累計の利益は計画超で着地 2018年12月期第2四半期累計(1月-6月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の3,798百万円、営業利益が同13.0%増の233百万円、経常利益が同28.6%減の285百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.6%減の183百万円だった。売上高は計画をやや下回ったが、各利益は計画を上回って着地した。 5. 2018年12月期増収・営業増益予想で上振れの可能性 2018年12月期通期の連結業績予想は従来予想を据え置いて、売上高が前期比6.1%増の7,500百万円、営業利益が同1.0%増の195百万円、経常利益が同38.4%減の245百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.0%減の150百万円としている。2017年12月期に計上した一時的な営業外収益がはく落して経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減益予想だが、利益性の高い製品・サービスを中心に拡販を推進して増収・営業増益予想である。想定為替レートは1米ドル=115円(2017年12月期実績1米ドル=112円)である。第2四半期累計の進捗率が高水準であり、為替が想定よりもドル安・円高水準で推移していることも考慮すれば、利益は上振れの可能性が高いだろう。 6. 自社ブランド製品・サービスを強化して中期的に収益拡大期待 市場伸び悩みや円安環境下でも、自社ブランド製品・サービスなど高付加価値化による既存事業基盤の強化、新規事業基盤の創出などで高収益化を目指す方針だ。研究用ペプチド合成・抗体作製受託サービス事業の拡大に加えて、鶏卵を用いたゲノム編集技術によるタンパク質製造事業、ペプチド創薬事業における新たな事業展開、アミロイドタンパク質抽出技術の特許実施許諾契約など成長分野への展開に向けた布石を着実に打っている。中期的に収益拡大が期待される。 7. 利益還元は収益状況の見通しなどを総合的に勘案 利益還元については安定配当を念頭に置き、配当性向を重視しつつ、今後の収益状況の見通しなどを総合的に勘案して決定することを基本方針としている。この基本方針に基づいて2018年12月期の配当予想は、2017年12月期と同額の1株当たり年間14円(第2四半期末6円、期末8円)としている。予想連結配当性向は55.3%となる。 ■Key Points ・世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社 ・2018年12月期は増収・営業増益予想で上振れの可能性 ・自社ブランド製品・サービスを強化して中期的に収益拡大期待 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《SF》
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時価総額 6,750百万円
研究用試薬・機器や臨床検査薬の専門商社。豊富な品揃えが強み。抗体製作などの受託サービスを強化。24.12期は円安に伴う仕入原価増を想定。人件費増も利益に響く見込み。受託サービス仲介サイトを今春提供開始へ。 記:2024/04/11