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*17:22JST コニシ---1Q利益率の低下により減益となるも、各セグメント売上高は堅調に推移 コニシ<4956>は31日、2019年3月期第1四半期（18年4月-6月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.8%増の304.80億円、営業利益が同17.6%減の11.25億円、経常利益が同13.1%減の12.16億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.6%減の7.14億円となった。 ボンドの売上高は前年同期比3.3%増の117.99億円となったが、原材料価格の上昇、輸送コストの高騰により利益率が低下し、営業利益は同13.9%減の8.64億円となった。一般家庭用関連は、100円均一ショップの販売ルートでの売上は前年度並みで推移したが、ホームセンターやコンビニエンスストアの主要な販売ルートでの売上は好調に推移し、売上は増加した。住宅関連は、内装工事用接着剤、建築資材の製造に用いられる接着剤の売上は堅調に推移した。産業資材関連は、紙関連用途向けの水性接着剤や自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤の売上は伸長した。また、新規開拓が進んだ粘着テープの売上も伸長した。 土木建設の売上高は前年同期比6.5%増の53.15億円となったが、のれんの償却および原材料価格の上昇、輸送コストの高騰により利益率が低下し、営業利益は同30.3%減の1.34億円となった。建築分野は、外壁はく落防止工法に使用する材料、建築用シーリング材が好調に推移し、売上が増加した。土木分野は表面保護・はく落防止工法は回復したが、道路床版補強工法に使用する補修材が減少し売上は減少した。土木建設工事業は、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移し、ボンドエンジニアリングは売上を伸ばした。 化成品の売上高は前年同期比3.1%増の133.41億円、営業利益は同29.1%減の1.10億円となった。化学工業業界は、樹脂原料の販売が低調に推移し、売上は減少した。電子電機業界は、半導体封止材関連商材や電子回路基板材料が好調に推移し、売上は増加した。自動車業界は、IT化に伴う電子部品に使用される商材が増加し、売上は増加した。塗料業界は、国内向け建築用、自動車補修用塗料の販売が大きく落ち込んでおり、塗料向け商材全般は低調に推移した。丸安産業は、薄膜やコンデンサに使用する商材が好調に推移し売上が増加した。また、KF Instruments India Pvt.Ltd.は株式を一部譲渡し、当期より持分法適用会社となった。 2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.1%増の1,350.00億円、営業利益が同5.7%増の76.50億円、経常利益が同5.8%増の77.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.5%増の49.20億円とする期初計画を据え置いている。 《SF》