マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 12:14:12
9,202,799
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

川辺 Research Memo(6):製造卸売業・小売業への変革を加速

2018/7/3 15:06 FISCO
*15:06JST 川辺 Research Memo(6):製造卸売業・小売業への変革を加速 ■川辺<8123>の中長期成長戦略 ● 採算性向上を最重要課題として製造卸売業・小売業への変革を加速 『川辺株式会社・新中期経営計画2017』では、新スローガンを「新たな瞬(とき)を染める」として、経営目標値に2020年3月期の総資本利益率(ROA)2.65%、株主資本利益率(ROE)5.27%を掲げている。売上規模を確保しつつ採算性の向上を最重要課題として、コト提案型企業及び製造卸売業・小売業への変革を加速する方針だ。 国内個人消費が低迷するなか、採算性向上及び中期成長に向けた経営戦略として、好循環型成長戦略、原価抑制、財務戦略を掲げている。モノを通じて楽しめるコト提案を重視することにより、市場の活性化と商品政策の効率化を図り、在庫回転率上昇や粗利益率改善などで収益力向上を目指す。 具体的な中期成長戦略としては、商品開発力・マーケティング力の強化、プレイヤーズ直営小売店舗の拡大(年間4店舗程度の新規出店)及びEC販売の強化による小売業の拡大、製造業としての売上拡大(自社ブランド商品の拡販、グループ製造子会社による新規取引先開拓など)、フレグランス事業再構築による黒字体質への転換(不採算直営店舗の整理・統合、ホールセール分野の売買益改善、希少性の高いメゾン系フレグランスの発掘・投入・拡販など)、グローバル化への対応(中国事業の販売戦略強化)などを推進する。なおEC販売については、ライセンス契約による制限を考慮しながら商品の充実を図り、自社ECサイトによる販売に加えて、アマゾン(Amazon)や楽天市場等のECモールへの出店によって売上拡大を図る方針だ。 原価抑制では、グループ製造子会社と一体となった取り組みを強化して、製造卸売業・小売業への変革を加速する。海外有名ブランド品のライセンス販売比率が低下するが、自社ブランド品の売上拡大で粗利益率向上を目指す。 財務戦略では、広報活動及びIR(投資家向け広報)活動の強化、借入金の圧縮、資産の有効活用などを推進する。また人材育成では、若手及び女性社員の活躍推進への取り組みなどを強化し、市場競争力や業績向上につなげる方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《MH》
関連銘柄 1件
8123 東証スタンダード
1,300
10/4 14:11
+25(1.96%)
時価総額 2,419百万円
有名ブランドのハンカチやスカーフなどを扱う専門商社。百貨店が主販路。香水の輸入販売も。24.3期3Q累計は訪日客増を受けて一部ブランド商品の販売が大幅増に。値上げも効き利益率も改善。配当性向4割以上目標。 記:2024/04/12