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ネクステージ Research Memo(8):2017年11月期、売上高が1,000億円突破、経常利益も大幅増

2018/3/28 15:37 FISCO
*15:37JST ネクステージ Research Memo(8):2017年11月期、売上高が1,000億円突破、経常利益も大幅増 ■業績動向 1. 2017年11月期の業績概要 ネクステージ<3186>の2017年11月期の連結業績は、売上高が前期比36.4%増の118,971百万円、営業利益が同60.6%増の3,474百万円、経常利益が同58.4%増の3,304百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同69.6%増の2,262百万円と売上高、利益とも過去最高を達成した。前期に出店した準既存店がフルに寄与したことと、既存店における販売台数の増加が大幅な増収をもたらした。在庫回転率の改善と付帯収益性の向上により、売上総利益率が前期比1.2ポイント増の16.0%に改善した。第3四半期の決算発表時に通期予想を上方修正したため、修正後の予想と実績とは大きな差異は生じなかった。期初予想と比べると、売上高が19.0%増、経常利益が37.7%増であった。 同期の店舗展開は、中古車販売店の新規出店が3店舗、輸入車(新車)正規ディーラーの新規出店が3店舗、買取店の既存店併設が11店舗であった。正規新車ディーラー店舗は、「ボルボ・カー」を2017年1月に富山県富山市と大阪府堺市に出店した。いずれも他社からのディーラー権移転によるため、顧客ベースも引き継いだ。2017年9月には、名古屋市天白区の既存中型店を閉鎖し、ジャガー・ランドローバー車のディーラー店舗として愛知県最大となる「ジャガー・ランドローバー天白」をオープンした。 2017年11月までの1年間の中古車登録台数は、普通車が前年同期比3.0%増の3,386千台、軽自動車が同2.2%増の3,061千台であった。10月は2週続けて週末に台風が襲来するなど、市場環境は必ずしも良好ではなかった。同社の2017年11月期の小売販売台数は45,603台と前期比29.2%伸びた。出張買取台数は、同4.2倍の13,932台と急増した。下取りを含めた買取台数は、36,861台になった。また、期末の指定工場が15拠点と前期比4拠点増加し、車検台数は同91.9%増の17,315台となった。収入保険料は3,935百万円、同54.3%増と小売販売台数以上の成長を遂げた。なお、海外事業は、2016年11月期末をもって終了した。 2. 財務状況と経営指標 2017年11月期末の総資産は35,523百万円と前期末比12,057百万円増加した。増加額は、流動資産の9,410百万円と固定資産の2,647百万円に分かれる。現金及び預金と売掛金がそれぞれ4,441百万円、2,107百万円増加した。期末の販売店舗数は54店舗と変わらないが、大型店化しているため商品在庫は15,217百万円と前期末比2,695百万円増加した。負債の部では、流動負債の短期借入金等が2,094百万円増加し、固定負債の社債・長期借入金等が1,177百万円減少した。この結果、流動比率は216.4%と前期比21.2ポイント上昇した。11月末払込で150.3万株の公募増資と39万株の第三者割当増資を行ったことから、自己資本が前期比9,629百万円増の15,081百万円となり、自己資本比率を前期比19.3ポイント増の42.5%へ上昇させた。 3. キャッシュ・フロー計算書 同期末の現金及び現金同等物は、前期末比4,441百万円増の6,639百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前純利益が大幅に増加したものの、売上債権の増加(2,107百万円)とたな卸資産の増加(2,785百万円)のため、266百万円の支出となった。商品在庫は、速い回転率から市場価値を保ち、高い換金性により現金同等物に近いと考えている。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形・無形固定資産の取得が増え、3,478百万円の支出であった。財務活動によるキャッシュ・フローは、株式発行と自己株式の処分による収入が寄与し、8,187百万円の収入であった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《MW》
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時価総額 149,346百万円
大手中古車販売会社。総合店「ネクステージ」に加え、SUV専門店「SUV LAND」や中古輸入車大型専門店「UNIVERSE」などを展開。店舗数は320店舗超。計画出店継続による市場シェア獲得などを図る。 記:2024/07/05