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RIZAPーG Research Memo(1):「スポーツ」と「食」の2大成長市場での展開を本格化

2018/3/15 15:30 FISCO
*15:30JST RIZAPーG Research Memo(1):「スポーツ」と「食」の2大成長市場での展開を本格化 ■要約 RIZAPグループ<2928>(旧社名・健康コーポレーション)は通販事業からスタートし、「健康」を切り口にM&Aを積極活用しながら事業領域と業容を拡大させてきた。グループの事業ドメインを『自己投資産業』とし、美容・健康関連、アパレル関連、住関連ライフスタイル、エンターテイメントの4事業を展開している。 1. 2018年3月期第3四半期も順調な進捗 同社の2018年3月期第3四半期は、売上収益99,129百万円(前年同期比50.8%増)、営業利益8,114百万円(同1.4%増)と増収増益で着地した。一見すると通期予想に対する進捗率は低く見えるが、弊社では売上高、利益ともに計画通りの進捗状況とみている。セグメント別では主力のボディメイク事業を包含する美容・健康関連セグメントが、売上収益、営業利益ともに順調に拡大し、全社業績を牽引した。今第3四半期も先行投資を実施し、9ヶ月累計の先行投資額は70億円に達した。裏を返せば今第3四半期累計のグロスの営業利益額は150億円超となったことを意味しており、同社の収益力が着実に成長していることが確認できた決算だった。 2. “スポーツ”と“食”の2大成長市場に本格的進出の方針を表明 同社は、RIZAP関連事業の成長加速に向けて、同社は新たにスポーツ市場とフード(食)市場への本格進出を発表した。スポーツについては、これまでもボディメイクやゴルフ、スポーツアパレルなどを通じて成長を遂げてきたが、政府主導によってスポーツ産業市場を急拡大させようという動きをチャンスとみて、自社の更なる成長につなげる狙いだ。またフードについては、同社は10万人近い会員の食を管理してきた実績があるほか、大学との共同研究や低糖質食についての研究を積み重ねてきた。そこで得られたノウハウや知見をマネタイズ(収益化)することに本格的に乗り出したということだ。 3. 今通期の業績予想は達成される見通し。来期もM&Aの貢献で大幅増収が続く見込み 2018年3月期通期については、売上収益150,202百万円、営業利益13,010百万円という業績予想は無難に達成されるとみている。第3四半期までの進捗状況から逆算すると第4四半期において約50億円の営業利益の上積みが必要だが、この水準は第3四半期単独期間の実績やグループ子会社の収益の季節要因に鑑みると、決して高いハードルではないためだ。2019年3月期については、直近のM&Aの効果もあり、売上収益は2,500億円が視野に入ってきた。利益については営業利益率10%を1つの目安と弊社では考えている。仮にこれらの数値が来期に実現すれば、中期経営計画『COMMIT2020』の前倒し達成やその先の業績計画も、検討課題として浮上して来るだろう。 ■Key Points ・ボディメイク事業はBMP導入によるLTV上昇と、トレーナーの生産性向上で高成長が続く ・GOLFとENGLISHのRIZAP関連事業群は、本格拡大期入り ・ワンダーコーポレーションの子会社化を発表。多彩なシナジーにより事業展開が一気に加速する可能性 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 137,386百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27