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ソルクシーズ Research Memo(3):営業外収支の改善により経常利益は3期ぶりに増益に転じる

2018/2/23 12:14 FISCO
*12:14JST ソルクシーズ Research Memo(3):営業外収支の改善により経常利益は3期ぶりに増益に転じる ■業績動向 1. 2017年12月期の業績概要 ソルクシーズ<4284>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の14,001百万円、営業利益が同18.3%減の501百万円、経常利益が同13.2%増の683百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.0%増411百万円となった。売上高は旺盛なシステム開発需要が続くなかで5期連続の増収となったが、営業利益は金融業界向けの特定案件で不採算プロジェクトが発生した影響により、6期ぶりの減益に転じた。売上原価率は不採算プロジェクトの発生や外注費の増加等により、前期比0.7ポイント上昇した。また、販管費率についても前期比0.3ポイント上昇したが、これは要員確保のための採用費増や、ストック型ビジネス拡大のための広告宣伝費増、グループ会社の業容拡大に合わせた内部管理体制強化にかかるコスト増等が要因となっている。経常利益については営業外で投資事業組合運用益142百万円を計上したことにより、3期ぶりの増益に転じている。 会社計画比で見ると売上高は4.5%上回ったものの、営業利益は28.4%下回る結果となった。売上高については活発なIT投資を背景にソフトウェア開発事業が計画を上回ったが、逆に利益面では不採算プロジェクトの発生が下振れ要因となった。不採算プロジェクトについては金融業界向けの直接受注案件で2件発生し、利益へのマイナスの影響額は数億円程度あったと見られる。仮に、これらプロジェクトが順調に進んでいれば営業利益は10期ぶりに過去最高益を更新していた可能性もある(2007年12月期の営業利益は813百万円)。なお、このうち1件については2017年12月期中に検収を終えており今後の業績への影響はないが、残り1件については仕様変更等による開発遅延により、2018年12月期第2四半期まで影響が残る見通しとなっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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クレジット、証券など金融向けに強みを持つソフトウェア開発会社。ソリューション事業、コンサルティング事業も手掛ける。SBIHDが筆頭株主。富士通などが主要取引先。航空宇宙・防衛分野の取り組みを強化。 記:2024/08/13