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ジェネパ Research Memo(1):2017年10月期の減益要因は一時的、主力の国内EC事業は増収増益基調

2018/2/2 15:11 FISCO
*15:11JST ジェネパ Research Memo(1):2017年10月期の減益要因は一時的、主力の国内EC事業は増収増益基調 ■要約 ジェネレーションパス<3195>は、ネット通販サイト「リコメン堂」を運営するマーケティング支援サービス企業である。小売業の業種に分類されているが、同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、独自のWebマーケティング手法(以下「EPO」:EC Platform Optimization(最適化分析システム))を活用して拡販支援サービスを行うものである。 事業セグメントとしては、1)「ECマーケティング事業」(「リコメン堂」及び大手ECモールへの出店による商材の販売)、2)「商品企画関連事業」(EC市場へ出品する商材の企画支援)、3)「アクトグループ事業」(寝具・インテリア製品の企画製造販売)4)その他(システム受託開発やアレルゲン検査など)の4事業領域。 同社は、2017年12月15日に2017年10月期の連結決算業績を発表した。売上高7,632百万円(前期比17.4%増)、営業利益17百万円(同78.9%減)、経常利益42百万円(同36.6%減)、親会社株主に帰属する当期純損失5百万円(前期は45百万円の利益)であった。過去最高の売上高を記録しながらも前期比減益となった要因は、1)中国EC事業において在庫評価減を行ったこと、2)配送会社の総量規制実施による売上のロス、3)商品企画関連事業の納期の期ずれによる売上及び利益の期ずれ、などである。 同社の属するEC市場においては、宅配料金の値上げや宅配総量の規制等の不安もあるなか、国内外ともに個人消費者の購買状況は引き続き上昇傾向にあり、業績は基本的に拡大基調である。マーケットニーズに沿った「ECマーケティング事業」の展開を推進し、既存モールでの「EPO」を推進・強化し、販売サイトのリニューアルや各種集客と売上拡大策を実施しており、基本的に増収増益の傾向に変わりはないとしている。 2018年10月期の通期業績見通しは、売上高10,000百万円(前期比31.0%増)、営業利益150百万円(同852.6%増)、経常利益150百万円(同352.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益80百万円(前期は5百万円の損失)である。日本国内のEC市場は順調に拡大しており、同社のパートナー企業数などの主要管理指標も伸長しているため、2018年10月期通期計画値については、全社的には売上高・利益ともに十分達成可能だろう。 今後の中長期戦略でもある2018年度重点施策では、同社は「『メタECカンパニー』のさらなる進展に向けて、1+3軸(コア事業の国内EC事業に加え、成長戦略としての地理的展開、バーチカル展開、水平展開)で成長」するとしている。目標達成にはM&A投資と人材の確保が重要と考えられるが、EC事業を起点として、関連するインターネット企業ほか、様々な領域に積極投資を図るとしている。 ■Key Points ・積極的なM&Aを含めた成長投資と人材確保により、今後の急成長期待 ・中国への越境ECは、現地税制変更等による影響が続くが、中長期的には大幅成長期待 ・2017年10月期の減益要因は一時的、EC事業の競争激化は同社の追い風に (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹) 《HN》
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時価総額 2,086百万円
家具や家庭用品、アパレルなど70万超のアイテムを扱う「リコメン堂」を運営。商品企画関連事業、WEBメディアの運営等も。ECマーケティング事業は収益伸長。為替差損の減少等で、24.10期1Qは経常黒字転換。 記:2024/04/16