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日本トリム Research Memo(7):水素水に関する一連の報道の影響が長引き、予想を大幅未達

2018/1/10 15:07 FISCO
*15:07JST 日本トリム Research Memo(7):水素水に関する一連の報道の影響が長引き、予想を大幅未達 ■業績動向 1. 2018年3月期第2四半期の業績概要 日本トリム<6788>の2018年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比14.5%減の6,944百万円、営業利益が同43.3%減の1,001百万円、経常利益が同37.7%減の1,070百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.8%減の664百万円と減収減益となった。期初予想比では、売上高が11.0%減、営業利益が26.9%減、経常利益が25.7%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.5%減といずれも未達に終わった。 (1) ウォーターヘルケア事業 総売上高の93.6%を占めるウォーターヘルスケア事業は、売上高が前年同期比15.6%減の6,498百万円、営業利益が同42.2%減の1,007百万円となった。フロービジネスである整水器の販売金額が、前年同期比26.5%減と大きく落ち込んだ。販売チャネル別で見ても、職域販売、取付・紹介販売、店頭催事販売、卸・OEM、アフターのすべてで大幅な減少となった。機器販売の半分強を占める職域販売は、販売効率の低下が著しい。月次トレンドは、4月に底打ちし、5月に回復の兆しが見えたことから、6月にキャンペーンを展開したものの、7月は再び落ち込み、8月及び9月の回復が会社想定よりも小さかった。一方、既存ユーザーによるカートリッジの更新需要は堅調で、ストックビジネスの販売は前年同期比10.1%増加し、海外売上高を含めたウォーターヘルスケア事業売上高の33.6%を占めた。既存ユーザーの製品ロイヤリティは高く、ストックビジネスが同社の安定収益源となって業績を支えている。中国及びインドネシアの海外子会社の売上高は、前年同期比10.1%増となり、ウォーターヘルスケア事業の6.0%を占めた。 (2) 医療関連事業 医療関連事業は、売上高が前年同期比6.1%増の445百万円となった。遺伝子関連事業は、前期に事業譲受をしており、前期第2四半期に19百万円あった売上高がなくなった。電解水透析及びMGO測定も売上金額を計上するほどの規模にはならなかった。医療関連事業の営業利益は、前年同期の21百万円から5百万円の損失に転落した。 2. 財務状況と経営指標 2018年3月期第2四半期末の総資産は、前期末比733百万円増の24,752百万円であった。流動資産の現金及び預金が1,177百万円増加したが、受取手形及び売掛金は減収のため609百万円減少した。負債の部は、流動負債に1年以内償還予定の社債300百万円と1年内返済予定の長期借入金1,441百万円があり、固定負債の長期借入金は13百万円であった。有利子負債の合計額は1,755百万円と現金及び預金の12,657百万円と比べて少ない。流動比率は375.2%、自己資本比率も72.0%と財務の安全性は高い。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《MH》
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時価総額 31,771百万円
整水器メーカー最大手。電解水素水整水器等の製造・販売を行うウォーターヘルスケア事業が主力。電解水透析等の医療関連事業も。ステムセル研究所を傘下に持つ。スポーツ分野、美容分野の販路開拓は順調に進捗。 記:2024/06/11