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博展 Research Memo(1):2018年3月期上期は期初予想を上回る大幅な増収増益

2017/12/19 15:00 FISCO
*15:00JST 博展 Research Memo(1):2018年3月期上期は期初予想を上回る大幅な増収増益 ■要約 博展<2173>は、展示会や販促イベントの企画・運営など、人と人とが出会う場(空間)におけるマーケティング支援を主力としている。セミナーやカンファレンスの開催支援、店舗・ショールーム等の企画・施工のほか、ITを駆使したデジタルマーケティング支援など、顧客ニーズの高い分野にも注力している。顧客との直接取引を主体としたワンストップ・ソリューションによる差別化を図っており、リピート顧客に支えられた指名受注率の高さに特長がある。 1. 2018年3月期上期は期初予想を上回る大幅な増収増益を実現 2018年3月期上期の業績は、売上高が前年同期比23.0%増の4,891百万円、営業利益が107百万円(前年同期は245百万円の損失)と期初予想を上回る増収増益となり、先行費用等により営業損失を計上した前年同期からの黒字転換を果たした。売上高は、営業体制の強化などにより、主力の「展示会出展」を始め、各商材が総じて順調に伸びた。また、利益面でも、増収効果に加えて、採算性を重視した業務オペレーション及びプロジェクトごとの利益確保などにより損益改善を実現した。 2. 2018年3月期の通期予想を増額修正 2018年3月期の業績予想について同社は、上期業績の進捗や足元の状況等を踏まえ、増額修正を行った。修正後の業績予想として、売上高を前期比14.4%増の10,600百万円、営業利益を300百万円(前期は253百万円の損失)と増収増益(黒字転換)を見込んでいる。売上高は、すべての商材が伸びる想定であるが、引き続き好調な「展示会出展」や「イベントプロモーション」、「商環境」が業績の伸びをけん引する見通しである。利益面でも、プロジェクト毎の利益確保や外注費の抑制に取り組むことで売上原価率の改善を図るとともに、新規投資の選択及び業務運営の効率化、ローコストオペレーションにより損益改善を図ることで、将来に向けた投資を継続しながらも収益性の改善を実現する方針である。弊社では、各商材が順調に拡大基調にあること、損益改善の取り組みにも一定の成果がみられることから、修正後の業績予想の達成は可能であるとみている。 3. 中期経営計画を推進、新しいビジネスモデルの創出やグローバル展開に取り組む 同社は、3ヶ年の中期経営計画を推進している。顧客との長期的な関係構築を前提としたマーケティング・パートナーへと進化を図っていく中期ビジョンのもと、デジタル・テクノロジーとの融合による新しいビジネスモデルの創出やグローバル展開の推進に取り組む。2020年3月期の目標として、売上高12,400百万円(平均成長率10.2%)、営業利益450百万円(毎期営業利益率を1.0%程度改善)を目指す。 弊社では、IT技術の急速な進展等を背景として、これまでの同社の強みであるリアル分野(既存事業における実績やノウハウ、顧客基盤など)とデジタル分野との融合(キラーコンテンツの開発や新たなビジネスモデルの創出等)により他社との差別化を図り、シェア拡大を目指す同社の戦略には合理性があるものと評価している。また、2018年3月期の通期予想を増額修正したことにより、中期経営計画(ローリングプラン)も引き上げられる可能性が高いとみている。今後の事業拡大や損益改善に向けた道筋に注目していきたい。 ■Key Points ・2018年3月期上期は期初予想を上回る増収増益を実現 ・営業体制の強化や業務効率化の推進に一定の成果 ・2018年3月期の業績予想を増額修正(増収増益を見込む) ・デジタル・テクノロジーとの融合による新しいビジネスモデルの創出やグローバル展開を推進 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《MW》
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展示会出展やイベントプロモーション等のリアルイベントが主力。デジタルコンテンツやマーケティング等も。トランザクションと業務提携。大規模案件等が寄与し、23.12期通期は変則決算でも過去最高益を更新。 記:2024/04/16