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ティア Research Memo(1):中部エリアの経営基盤を強化しつつ、最大市場である東京で出店を加速化する

2017/12/14 15:00 FISCO
*15:00JST ティア Research Memo(1):中部エリアの経営基盤を強化しつつ、最大市場である東京で出店を加速化する ■要約 ティア<2485>は、名古屋を地盤に葬儀会館「ティア」を運営する。「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を業界に先駆けて提唱し、「徹底した人財教育によるサービスの向上」を実践することで顧客支持を集め、成長を続けている。2017年9月末時点の店舗数は94店舗(直営51店舗、FC43店舗)と前期末比で8店舗増(直営、FCとも4店舗増)となり、東京都内ではサロンタイプの店舗で2店舗目を出店している。 1. 2017年9月期連結業績はほぼ会社計画通りに着地 2017年9月期の連結業績は、売上高が前期比7.1%増の11,352百万円、経常利益が同10.6%増の1,185百万円と増収増益となり、売上高では上場来11期連続増収、経常利益は6期連続の増益を達成した。葬儀単価が前期比0.9%減と若干低下したものの、直営店舗における葬儀件数が店舗数の拡大等によって同8.9%増と伸長したことが増収要因となった。また、利益面では増収効果や一部業務の内製化を推進したことよる原価率の改善によって同10.6%の増益となった。なお、当第3四半期において湯灌サービスを行う(株)愛共を100%子会社化したことに伴い連結決算を開始している。愛共の業績は当第4四半期より加算されているが、取引先は同社のみとなるため売上高への影響はなく、営業利益で4百万円のプラス要因となっている。 2. 2018年9月期も出店の継続と原価率改善により増収増益が続く見通し 2018年9月期の連結業績は売上高で前期比8.1%増の12,270百万円、経常利益で同6.3%増の1,260百万円となる見通し。新規出店は直営で6店舗(うち、3店舗はサロン)、FCで6店舗を計画している。直営ではこのうち2店舗が確定している。直営既存店の葬儀件数は前期比3.4%増、葬儀単価は同0.7%増を前提としている。引き続き増収効果と売上原価低減により増益が続く見込みだが、人財投資や広告宣伝費を積極化することで利益率は若干低下すると見ている。 3. 最大市場の東京では年間3店舗ペースで出店を進める計画 毎年ローリングしている中期3ヶ年計画では、最終年度となる2020年9月期に連結売上高13,770百万円、経常利益1,390百万円を目標として掲げた。出店ペースは直営、FC合わせて年間11〜12店舗と従来よりも加速していく計画となっている。2016年に初進出を果たした東京エリアで、固定費負担の少ないサロンタイプでの収益化の目途が立ち始めたためで、今後、サロンタイプでの出店を本格的に進めていくこととした。中長期的には全国200店舗体制の実現を目指していく考えだ。葬儀市場における同社のシェアはまだ1%にも満たないが、地盤である名古屋市内では既に20%を超えるシェアを獲得するまでに成長しており、他のエリアでもシェアを拡大していく可能性は十分あると言える。今後も店舗数を着実に増やしていきながら、同社の業績は安定成長が続くものと弊社では予想している。 ■Key Points ・将来の見込み顧客となる個人会員、提携団体数が年間2万件を超えるペースで拡大中 ・2018年9月期も葬儀件数の拡大により、過去最高業績の更新が続く ・葬儀市場は長期的に安定成長見通し、シェア拡大による収益成長ポテンシャルは大きい (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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時価総額 10,060百万円
葬儀会館「ティア」を直営・FC展開。中部、関西、関東地区中心。グループ会館数は199店舗。ティア富山大泉などを新規開設。ドミナント出店による利便性向上図る。新規出店効果などで、24.9期1Qは増収。 記:2024/04/17