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サンリツ Research Memo(8):2018年3月期通期業績の上方修正を発表

2017/12/12 15:08 FISCO
*15:08JST サンリツ Research Memo(8):2018年3月期通期業績の上方修正を発表 ■業績動向 3. 2018年3月期業績見通し 2018年3月期通期について、サンリツ<9366>は売上高15,600百万円(前期比6.7%増)、営業利益750百万円(同19.6%増)、経常利益620百万円(同29.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益380百万円(同46.9%増)を見込んでいる。第2四半期に業績予想を超過達成したことを受けて、11月30日に上方修正を発表した。 同社は、不採算だった中国事業の再編が一段落したことから、グループ全体の収益向上に向けた基盤整備に注力する方針である。このため、2018年3月期は次の成長へ向けた製品群やセグメントに経営資源を集中する計画になっている。 小型精密機器は、成田地区における国際航空貨物の新規案件(庫内オペレーション、保管、流通加工中心)などで増収、売上総利益率は前期並みである。第2四半期の好調と人員の効率化などにより通期も収益が押し上げられる可能性は大きいと考えられる。大型精密機器は、特に無線通信機器は荷動き減少と顧客の事業構造改革の影響もあり減収予想であるものの、人員配置の見直しもあり、売上総利益率は前期並みである。医療機器は、新規顧客の開拓を進めるとともに、自社倉庫における省力化・保管面積縮小を目的とした自動ロボット制御ピッキングシステム「AutoStore」導入により微増収、売上総利益率横ばいを見込んでいる。第2四半期は計画をやや下回っての推移の上「AutoStore」の稼働も2018年春の予定だが、カバーは可能と見られる。工作機械は、第2四半期はスポット受注分超過達成、通期では米国での新機種の生産増加で売上総利益率も改善というシナリオであり、少なくとも上期超過達成分の利益は確保できそうである。 セグメント別業績の通期見通しは、梱包事業が中国の事業再編の影響や無線通信機器の荷動き減少を見込むが、成田地区の航空貨物や海外の工作機械の取扱増加により増収増益、運輸事業が無線通信機器と医療機器の取扱減少の一方、自社車両の配車効率化により増収増益、倉庫事業が成田地区の航空貨物保管の好調で増収増益、賃貸ビル事業は賃貸ビルのフル稼働により増収増益となっている。なお海外は、中国が梱包技術を生かした国際複合一貫輸送の営業展開、米国が工作機械のスチール梱包と調達物流の取扱増に絡めて国際複合一貫輸送の拡大を図り、ともに収益増加を狙う。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《NB》
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梱包事業部門が主力の総合物流会社。精密機器、医療機器などの梱包に強み。国内輸送や国際輸送の運輸事業、倉庫事業等も手掛ける。米国子会社では米国西海岸の新倉庫が安定稼働。国際一貫物流サービスの拡張図る。 記:2024/07/04