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ロックオン Research Memo(2):関西発世界をめざすITベンチャー

2017/12/1 15:22 FISCO
*15:22JST ロックオン Research Memo(2):関西発世界をめざすITベンチャー ■会社概要 1. 沿革 ロックオン<3690>は、現代表取締役社長の岩田進氏が2000年に創業した。起業当初は、請負でサイトを構築する業務が主力だったが、2004年に広告効果測定システム「アドエビス」、2006年にECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」をリリースし、ツールベンダーとしての事業を開始した。2007年にはアドエビスが国内シェアNo.1に、2010年にはEC-CUBEが国内シェアNo.1になり、事業が軌道に乗る。2012年にはベトナムにオフショア開発拠点を開設。2014年に東証マザーズに上場を果たした。広告効果測定システムであったアドエビスは、年々機能を拡張し、2015年にはマーケティングプラットフォーム「アドエビス」として進化し、その利便性が高く評価される。 岩田社長は、同社の開発をけん引してきたエンジニアであるとともに、マーケティング・営業においても陣頭指揮を執ってきた。独自の発想で新たな分野を開拓し、市場でトップシェアを獲得するその経営手腕には定評がある。日本にとどまらずに世界を視野に入れるベンチャー起業家である。 同社は2017年「働きがいのある会社」ランキング(従業員25~99人部門)においてベストカンパニーに選出(5年連続6度目)されており、風通しのよい社風も魅力である。2017年10月には東京支社を東京本社に改称し、二本社制に移行した。 2. 事業内容 同社の事業セグメントは、マーケティングPF事業と商流PF事業の2つである。 マーケティングPF事業は、インターネット広告の効率利用のための各種機能をクラウドシステムで提供する事業である。「アドエビス」は広告効果測定システムを中心とした「測定」機能、「THREe」など蓄積されたマーケティングデータを「活用」する機能の2つで構成され、一気通貫したマーケティング統合環境を提供する。全社売上の73.0%(2017年9月期通期)、全社営業利益の164.7%(同)を稼ぎ、全社の業績を支える。 商流PF事業は、ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」と、ECサイト構築の受託開発を行うサービスである「SOLUTION」で構成される。全社売上の27.0%(同)、全社営業利益の-64.7%(同)となっており、2017年9月期は「SOLUTION」の業務移管を行ったために損失となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫) 《NB》
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時価総額 3,568百万円
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」などのマーケティングDX支援事業、ECサイト構築の「EC-CUBE」などのコマース支援事業を展開。マーケティングプロセス領域における新サービスなどで成長目指す。 記:2024/06/07